7月2日投開票を間近に迎えている東京都議選であるが、都民ファーストの会と公明党の小池都知事与党が過半数を確保する勢いである。
自民党は全42選挙区に60人を擁立しているが、加計学園に関する報道などで自民党に逆風が吹いており、現有57議席から大幅に減らす可能性が高いとのことだ。(参照:時事通信(http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062800692&g=pol))
36年以上、様々な選挙を見てきたが、大体選挙終盤の情勢予想は当たるものだ。流石に残り3日で大きく変わるものでは無いだろう。ましてや、無関係の私が都議選に関する記事を書いたところでわずかな影響も無い上、無意味に敵を増やすだけで、何のメリットも無い。
だがしかし。自民党・川松真一朗さん(墨田区)が当選が危ういと聞いて、何かしなければと思った。
川松真一朗さん!当選を願わずにはいられないッ!
若者の選挙離れの原因がわかった気がする
私は神奈川県民であるので、都議選には無関係だ。だが、日本の首都で科学と法律を無視し、豊洲市場問題で違法な懲戒処分による人権侵害や、築地市場併用案で2兆円もの損失を出そうとしている状況が肯定されようとしている状況には、空恐ろしいものを感じている。
豊洲市場問題のデタラメ振りは私も何度も記事を書いてきたし、自民党の逆風になっている加計学園問題に至っては、既得権益を守りたい文部科学省のデタラメで有る事がハッキリしている。
ネットでは、豊洲市場で小池都知事を擁護する声や、加計学園問題で自民党を厳しく批判する声は少ない。経済学者の池田信夫氏や、LINE役員の田端信太郎氏、ホリエモンといった多数のフォロワーを持つインフルエンサーが、こぞって小池都政には批判的な声を上げている。
このようにネットの力で、ここまで正確な情報が共有されるようになっている。しかし、依然として選挙結果はワイドショー次第で決まってしまう。
私はこの状況に半端無い無力感を覚えている。
そして思ったのが、若者の投票率が低い真の原因である。
これまで私は、若者の投票率が低いのは政治に興味が無いからだと思っていた。だが、もしかしたら逆なのかもしれない。
若者は政治に無関心という事は無く、ネットを通じて政治にしっかりと向き合い、様々な情報を日々入手している。しかし、それにも関わらず自分達の投票が一向に結果に結びつかない。
こんな状況が続けば、投票に行く意義を見失ってしまってもおかしく無い。
これこそが、真の若者の投票離れの原因なのかもしれない。
東京都政に不可欠な政治家。自民党・川松真一朗さん(墨田区)
しかし、どんな状況でも諦めてはいけないと思いたい。
せめて、この4年間、東京都政に真剣に向き合い、行動してきた政治家には当選して欲しいと思う。
それが、墨田区で選挙を戦っている、自民党の川松真一朗さんだと思う。
特に豊洲市場問題を通じて、東京都政をウォッチし、様々な記事を書いてきた私は、川松真一朗さんが本当に素晴らしい活動をされてきており、東京都政に不可欠な政治家であると確信している。
私は川松さんとは面識は無い。川松さんがメンバーに加わっているアゴラにたまに寄稿させていただいたり、twitterで相互フォローさせていただいている程度の関係である。
だが、特にこの1年、豊洲市場問題やオリンピック、百条委員会の問題などで、自民党に不利な事からも逃げず、堂々と情報を発信されてきた。とても素晴らしい記事の数々だ。是非、ご覧になって欲しい。
ネットで記事を書く片隅の人間として、心から尊敬している。特に、2月の千代田区長選の直前に有った「ドン(内田茂氏)批判に関する公開質問状」への回答は痺れた。
あまりにも一方的に相手を「悪魔化」する論調に、思わず私も反論記事、「無関係だけど、ドン(内田茂氏)批判に回答してみた」を書いてしまった。公開しなかったけど。
そのときの川松さんの回答が本当に素晴らしかった。「自分はドンとは関係無い」とも言えただろうが、ドン批判に正面から向き合い、堂々と回答された。
人間は追い込まれた時に本性を露わにするものだ。私は、追い詰められた時に見せた川松氏の本性に惚れ込んでしまった。こういう人こそが、政治の世界に必要なのだと思った。
川松真一朗さん!当選を願わずにはいられないッ!
しかし、今回の都議選では自民党は非常に厳しい戦いを強いられている。信じられないが、川松さんも当選が厳しい情勢だ。川松さんはツイッターで、
【都議選・助けて下さい!】
墨田区選挙区で私は川松真一朗は激戦中です。街場では連日多くの方から「都政に正論」で頑張れと言われています。
墨田の未来、東京の未来を守るため、私は全力をかけて選挙戦に臨んでいます。
是非、墨田の有権者に川松を広めて下さい。宜しくお願い致します。
と発信された。また、
という記事も書かれており、強い危機感が伝わってくる。
川松さんはオリンピックの費用削減に関して、「五輪400億削減はインチキ」という事実を公開し、小池都知事を追い詰めたりもしている。
そのため、小池都知事にはとても鬱陶しい存在なのであろう。4回も墨田区に演説入りし、川松さんを落選させようと必死になっているとの事だ。
つまり、都議選後に予想される小池都知事と都民ファーストによる混乱を回避するためには、川松さんは絶対に欠かす事のできない人財だ。
もし、このまま川松真一朗さんが落選するような事になったら、東京のみならず日本にとって大きな損失だ。何より、正義とは言い過ぎかもしれないが、人間の良心の敗北だと思う。
無関係の私が都議選に関する記事を書いたところでわずかな影響も無い。無意味に敵を増やすだけで、何のメリットも無い。
だが、どうしても、人間として良心が許さない。かつてパワハラを受けた時に感じたような、イジメを目撃した時に感じたような。人間としての尊厳が試されていると感じる。
私にとって、ここで川松さんの都議選をスルーするのは簡単だ。むしろ、理屈ではスルーするべきだ。しかし、できない。私はそういう男である。
川松真一朗さん!当選を願わずにはいられないッ!
誰のためでも無い。私自身の願いのために。