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裁判

自称フェミニストから「お前の顔が妖怪」「ブスオス」と言われた事件の発信者情報開示仮処分(サンプルファイル有り)

投稿日:

これまでに弁護士に依頼しなくても、安価(約1万3000円)でツイッター社への発信者情報開示請求仮処分を行う方法、その実施例をまとめて来ました。

<自分で行う方法>

ツイッター社(TWITTER,INC.)への発信者情報開示請求を自分で行う方法「ひな型ファイル有り」

<実施例①>

トランプ信者から「日本から出ていけ」と言われた事件の発信者情報開示仮処分(サンプルファイル有り)

僕はこれまでに「令和2年(ヨ)第3729号」「令和2年(ヨ)第4018号」「令和2年(ヨ)第4019号」「令和3年(ヨ)第74号」という4件のツイッター社への発信者情報開示仮処分を成功させています。

そして現在も「令和3年(ヨ)第92号」「令和3年(ヨ)第185号」「令和3年(ヨ)第22017号」という3件の仮処分を申立て中です。その経験が詰まりに詰まった「ひな型」と「サンプル」です。

「成功を保証するものでは有りません」とは書きましたが、この通りに進めれば違法なツイートならばほぼ確実に仮処分が認められると思います。「ここまで情報を出すのがもったいないと思った」という感想すら頂いています。

さて、実施例①が「令和2年(ヨ)第3729号」であり、前回の記事です。

今回の記事は実施例②「令和2年(ヨ)第4018号」と実施例③「令和2年(ヨ)第4019号」です。実際に使用したサンプルファイルも公開していますので、「ひな型だけではわかりにくい」という人は是非とも参考にして下さい。

この事件は「自称フェミニスト」から受けたちょっと有り得ないレベルの誹謗中傷でした。また、仮処分を進めている途中で「令和2年(ヨ)第3729号」の結果が出ましたのでその改善点を反映したり、債権者面接でダメ出しをされるという一筋縄ではいかないものでした。

なので実施例①以上に圧倒的に苦労したんです。しかし苦労した分、一気に仮処分の経験値とレベルが上がった事件でした。

ミスター慶應・渡邉陽太の「6回目のレイプ無罪」を無視する自称フェミニストども

今回の事件の発端になったのは、「渡邉陽太」という鬼畜過ぎるレイプ魔の存在でした。

渡邉陽太は実家が資産100億円とも言われる大金持ちの家のボンボンで、ミスター慶應のファイナリストに選ばれる程のイケメンです。しかしその中身は鬼畜の一言です。

渡邉陽太はまず2018年にレイプ事件で神奈川県警に逮捕されました。そして余罪が次々に発覚し、レイプ事件等で合計5回も逮捕されました。しかし渡邉陽太の家族は金にモノを言わせて被害者と示談を成立させ、被害届を取り下げさせました。その結果、横浜地検は渡邉陽太を不起訴にしました。これが2019年1月の事です。

渡邉陽太が頭がおかしいと思うのは、この直後、2019年3月に今度は大宮でレイプ事件を起こしたんです。渡邉陽太はJR大宮駅東口で20代女性に声を掛けカラオケ店に連れ込み、そこで午前2~5時の間、3時間にわたってレイプしました。

この事件は捜査が難航しました。しかし埼玉県警の執念の捜査の結果、1年半後の2020年11月20日にこの鬼畜を逮捕したんです。これで6回目の逮捕です。

誰もが今度こそは実刑判決確実だと思っていました。強制性交等罪の最高刑(有期懲役20年)+暴行罪の最高刑(有期懲役2年)の併合罪で合計懲役22年が有り得ると思いました。

仮に渡邉陽太の家族がまた金の力で示談を成立させて、被害届を取り下げさせても関係有りません。強制性交等罪も暴行罪も非親告罪ですから、被害者の意思に関わらず起訴が可能です。

しかしわずか3週間後の12月12日、さいたま地検は頭がいかれているとしか思えない判断をしました。この鬼畜・渡邉陽太をまた無罪にしたんです。

これはもう日本社会の危機でしょう。こんな鬼畜、絶対に反省しているはずが有りません。またレイプ事件を起こす可能性は極めて高いです。日本の女性はいつこの鬼畜に襲われるのかわからないのです。

僕は大いに憤りを感じました。そこら辺はこれらの記事にまとめています。

2020年11月26日(木) 横浜地検は頭がいかれているんじゃないか――。

2020年12月12日(土) さいたま地検も頭がいかれているんじゃないか――。

僕は日本の女性のためを思ってこの記事を書いたつもりでした。日本の女性のために鬼畜である渡邉陽太を批判しました。

しかし日本の一部の女性にとっては「イケメンの渡邉陽太」よりも、「そんなイケメンを批判する僕」の方が気に食わない存在だった様です。

自称フェミニストどもは「渡邉陽太はイケメン無罪」で、僕を徹底的に攻撃

僕が真っ先に驚いたのは、鬼畜・渡邉陽太への批判の声が余り広がらなかった事です。特に普段から「イラストのスカートのしわとか胸の大きさ」とかマジで「被害者ゼロ」のどうでも良い事に「セクハラだ」と騒ぐ自称フェミニストの連中が鬼畜・渡邉陽太にはダンマリでした。

まあ、なんとなくそんな気はしていましたので12月12日の記事で

後、フェミニストの連中。イラストのスカートのしわとか胸の大きさとかに騒ぐ前にこういう鬼畜共に騒いでくださいよ、マジで。

と書いたんです。そして実際にその通りに自称フェミニストの連中はダンマリを続けました。

僕はこれでは日本の女性差別は無くならないと、自称フェミニストに対しても批判の声を上げました。それがこの記事とツイートです。

2020年12月15日(火) やっぱり日本のフェミニストは偽物である

(URL:https://twitter.com/miyaderatatsuya/status/1338315270222442499) ※現在は削除

そしてこれもなんとなくそうなる気はしていましたが、自称フェミニストの連中が取った行動は「渡邉陽太はイケメンなので無罪。よってスルー」、「イケメンの渡邉陽太を批判する宮寺達也は許さない」でした

トランプ信者批判の時と同様に、まあ炎上しましたね。

そして、その中のとあるツイートが事件を招きます。

僕はこの「妖怪フェミダンマリ」という表現を、「自称フェミニストの連中がまたイケメンの犯罪に黙っている」と解釈したんです。そこで

「マジで現代の妖怪ですね。」(URL:https://twitter.com/miyaderatatsuya/status/1338471311803260929) ※現在は削除

と返信しました。しかしこれは間違っていました。「妖怪フェミダンマリ」は僕の事だったんです。

https://twitter.com/AsukaSohyon09/status/1338482645575987201

「妖怪フェミダンマリ」とは、「またフェミニストがイケメンの犯罪に黙っているぞ、とフェミニストを批判する妖怪」という意味だった様です。「アホか」と思って、僕はその返信ツイートを削除しました。

しかし僕がその返信を公開しいていた12月14日午後10時29分、僕への攻撃はさらに悪化していました。「Neconomics」と「xx」というアカウントが僕にとんでもない誹謗中傷を行っていたんです。

Neconomics「お前の顔が妖怪

xx「ブスオスすぎません…?」

Neconomics「ブス過ぎる。目が離れてるのもキモいし、口元がヒゲで青くてゴボっとで出るのも生理的にムリだし、下唇が薄いのか噛みしめてるのかわからない感じもクッソ腹立つ。一番殴りたくなるタイプの顔。※ルッキズムに反対だからこそ仕返しとしてオスの顔はボロカスに言うスタンスです。」

xx「めっちゃ分かる生理的に無理フェイスwwwこんな顔で女の評価してる臭オスばっかなんですよね~まじ顔まで妖怪じゃん ルッキズムへのスタンスも同意です~オスは清潔感(笑)さえあればフツメン以下でもイケメン扱いされるからイージーですよね」

これ、アウトもアウトでしょ。

僕は自分がイケメンだなんて1umも思ってませんけど、親からもらった大事な顔なんですよ。荻生小学校に貼ってあった昭和34年の古いモノクロ写真には「僕が写ってるぞ」と錯覚するほど僕にそっくりな父親の顔が有りました。

そして大学3年生の時にウイルス性腸炎で入院した時、母親が病室に来ていた時にソフトテニス部の仲間がお見舞いに来てくれたんですけど、後で「お前のお母さん、お前にそっくりだったな」と言われました。

なので僕の顔をこの様に誹謗中傷する事は、僕の愛する両親を誹謗中傷したのと同じなんですよ。

そのため僕は自称「室賀豹馬」よりも遥かに超える怒りでこのNeconomicsとxxの正体を突き止め、徹底的な法的措置を取る事を決断しました。

2020年12月18日(金)に東京地裁民事第9部に書類を提出(サンプルファイル有り)

僕はこの誹謗中傷が行われた12月14日~15日の12月16日から、早速このNeconomicsとxxを訴えるべく、自称「室賀豹馬」の経験も活かしながら書類を準備しました。

今回は2件の訴えを行うので、ツイッター社の資格証明書は2通必要です。12月16日に「CYBERARTS LAWOFFICE」に資格証明書2通を購入依頼し、翌日の12月17日には届きました。

そして翌日の12月18日(金)にはもう東京地裁民事第9部に乗り込んだ訳です。

■Neconomicsへの発信者情報開示仮処分申立ての書類一式

■xxへの発信者情報開示仮処分申立ての書類一式

受付自体は自称「室賀豹馬」の時よりもスムーズに進みました。今度は証拠書類の右上に「甲○」とナンバリングを記載しましたし、書類をホッチキスで止めましたし、資格証明書も原本を持って行きました。

しかし、ここで受付のお姉さんからちょっと新しい情報をいただきました。

1つ目は、「証拠書類として、プライバシーポリシーが記載されたTwitterの規約を添付して欲しい」という事です。

自称「室賀豹馬」の時にはTwitter規約は証拠として求められませんでしたし、最終的に無しのまま仮処分が発令されました。僕も未だに理由はわかりませんが、証拠が過剰な事で困る事は有りませんので素直に従いました。

これはツイッターの「Twitterサービス利用規約」を開き、右上の「ダウンロード:Twitterユーザー同意書」を開いてPDFファイルをダウンロードすれば簡単に入手できます。これについては債権者面接の時に追完書類として提出する事になりました。

そして2つ目は、「複数のアカウントをまとめて1つの仮処分で申し立てても良い」という事を教えて貰いました。確かに一連のリプライですので、僕も書類を作りながら「これ、ほとんど同じだな」と思っていました。

単純な思い込みですけど、Neconomicsとxxは別人なので別々に訴える必要が有ると思ってたんです。しかしよくよく考えてみれば、受付のお姉さんの言う通りで僕が訴えているのはNeconomicsとxxではなくツイッター社なんですから、複数のアカウントが存在しても問題無い訳です。

1つにまとめれば資格証明書も1通で済みますし、安上がりです。そのため受付のお姉さんに「今から1つにまとめ直しますか?」と聞かれましたが、それも面倒ですし、何よりスピード勝負なので「いえ、今回はこのまま2つの仮処分とさせてください」と答えました。

そして事件番号の通達と、「12月22日(火)午後1時30分から債権者面接」という日程調整を行いました。ちょっとだけ困ったのは、今回の誹謗中傷はNeconomicsが発端なんですけど、事件番号はNeconomicsの方が後になった事でしたね。

Neconomics : 令和2年(ヨ)第4019号

xx : 令和2年(ヨ)第4018号

2020年12月22日(火)午後1時30分 第1回債権者面接(サンプルファイル有り)

そして12月22日(火)午後1時30分から債権者面接が行われたんですけど、今度は緊張はしなかったですね。何を言われるかも一度経験しましたので、甲4号証を追完書類として提出し、「発信者情報開示請求の流れ」のコピーを持参して「差分が有れば教えてください」とだけ言うつもりでした。

■Neconomicsへの甲4号証

■xxへの甲4号証

1時30分、H裁判官(自称「室賀豹馬」の時とは違う人)が今度は時間通りに到着して、債権者面接がスタートしました。まず甲4号証を提出しました。そして今後の流れを聞くつもりで「発信者情報開示請求の流れ」のコピーを渡しました。

しかし話の展開は僕の想定外のものでした。

H裁判官「4018号と4019号は基本的に同じ内容ですので、セットで審理します。それで良いですか?」

僕「はい、大丈夫です。よろしくお願いいたします」

H裁判官「では、まず投稿2の『お前の顔が妖怪』は債権者の削除されたツイートに対しての返答になる訳ですけど、どんな内容を投稿したんですか?」

僕「(確か『現代の妖怪ですよね』だった気がするけど)いえ、削除したのでわかりません」

H裁判官「それでは仮処分を認める事ができるかどうか、こちらでは判断しかねます」

僕「え?『お前の顔が妖怪』とか『ブスオス』なんて表現が許されるんですか?」

H裁判官「それを判断するためには全体の流れを把握する事が必要だという事です。どういうツイートが発端で、どういうツイートに対して返答が有ったのか、その流れを見なければ判断できません」

僕「そう言われましても、削除してしまってますので僕にも内容はわかりません」

H裁判官「最悪、記憶でも結構です。とにかくどういう流れでこの発言がなされたのかを説明してください」

僕「(納得いかないけど)わかりました…」

H裁判官「それと、陳述書に『実名・顔出しでネット上で言論活動を行っております』と有りますが、どの様な活動を行っているんですか?」

僕「ブログを発信してGoogle Adsenseという広告収入を得たり、noteというサイトで有料記事を販売して収益を得ております」

H裁判官「noteってなんですか?Twitterで誹謗中傷を受けると、それにどんな影響が出るんですか?そういう点も説明してください。第2回目の債権者面接を設定しますので、そこで追加の説明をいただけますか?」

僕「(納得いかないけど)わかりました…」

H裁判官「では、第2回目の債権者面接の日程調整をしましょう。ご都合がよろしければ明日でも良いですよ」

僕「(明日は14時30分から自称「室賀豹馬」の双方審尋だ)はい。明日の13時30分は大丈夫ですか?」

H裁判官「大丈夫です。では、明日またよろしくお願いします」

こうして2回目の発信者情報開示仮処分は想像もしない展開でつまづきました。

2020年12月23日(水)午後1時30分 第2回債権者面接(サンプルファイル有り)

確かに「甲2号証_本件投稿記事」は、Neconomicsの「お前の顔が妖怪」ツイートからしか記載していません。

薄っすら「現代の妖怪ですよね」的な事を書いた記憶は有ったんですけど、魚拓などにも残っていませんでしたし、記憶を書いても意味が無いと思ったんです。しかし僕の何かしらのツイートに対しての引用RTなのは明らかですし、そこから「お前の顔が妖怪」とか「ブスオス」なんて書かれたんです。十分に違法性が認められると思っていました。

「これでも違法性を認めないなんて、まるでセカンドレイプに遭った様だ」

「noteも知らない裁判官にどうやってネットの誹謗中傷が判断できるんだ」

と僕は怒りを覚えました。

とはいえ、Neconomicsとxxへの怒りはそれ以上なので意地を張っても無意味です。僕は帰宅して早速履歴やキャッシュを漁るなどして、なんとか削除したツイートの内容を探しました。

そしたら見つかりました。僕のツイートは普段から家のデスクトップPCでChromeから行っているので、Googleマイアクティビティという素敵機能に履歴が残っていたんです。

これでURLと「マジで現代の妖怪ですね。」という投稿内容が明らかになり、またそこから、この記事の前半に記載した自称フェミニストへの批判ツイートまでの流れを確認する事ができました。

そして陳述書も作り直し、ブログの広告収入やnoteの有料記事販売のための宣伝ツールとしていかにTwitterが重要かをアピールしました。

しかし書類を書きながらようやくH裁判官が言いたかった事が理解できてきました。確かに僕が削除したツイートの内容がわからないと、もしかしたら「宮寺が先に『お前の顔が妖怪』と書いたんだろう」と反論される恐れも有る訳です。

またTwitterは所詮、無料のツールですから損害論に入った時に「誹謗中傷は有ったけど、損害は発生していない」と主張される可能性も有る訳です。Neconomicsとxxに対して法的制裁を与えるためには、そういう相手の反論にも備えられる隙の無い主張が必要です。

なので僕は書類を作りながら、

・自分のツイートは安易に削除してはいけない。自分に不利な内容も含めて、全体の流れを提示しないと誹謗中傷と認めて貰えない

・損害賠償請求を認めてもらうためにも、具体的な被害を明確にしなければいけない

という大きな気づきを得ました。もちろんこれは「ひな型」に反映させています。

そして僕は甲5号証と甲6号証を作成しました。そして、自称「室賀豹馬」の双方審尋の直前の12月23日(水)13時30分から第2回目の債権者面接に臨みました。

■Neconomicsへの甲5、6号証

■xxへの甲5、6号証

しっかり準備した分、今度はあっさりしたものでした。

H裁判官「はい、わかりました。では双方審尋の日程調整をお願いします」

双方審尋の日程調整(サンプルファイル有り)

そこからの双方審尋の日程調整は「ひな型」自称「室賀豹馬」で書いた通りです。

今回はH裁判官から双方審尋の日程の見通しは無かったので、まずは「期日保留」の上申書をFAXで提出しました。

■Neconomicsへの期日保留の上申書

■xxへの期日保留の上申書

そして12月29日、前回と同じA弁護士からメールが有り、双方審尋の期日候補を提示されました。それが、

1/13(水)11:00~12:00

1/14(木)11:00~12:00

1/20(水)11:00~12:00、14:30~17:00

となっていました。これを受けて僕は東京地裁民事第9部に期日指定の上申書を提出しました。

■Neconomicsへの期日指定の上申書

■xxへの期日指定の上申書

ただ東京地裁は12月28日に仕事納めだった様で、民事第9部からの返事の電話は年明けの2021年1月6日でした。そして、

「双方審尋の期日が1月20日(水)11時00分~12時00分に決まりました。つきましてはツイッター社の代理人弁護士への連絡と、期日受書の提出をお願いします」

と言われました。

「期日受書って、決定書の受書みたいなものか。ちょっと面倒だけど、前回はシステムに入力されてないとか有ったから、ちゃんと出しておくか」

とポジティブに捉えました。そしてA弁護士にメールして、期日受書を東京地裁民事第9部にFAXしました。

■Neconomicsへの期日受書

■xxへの期日受書

そして後は「本番だけ」と思っていたら、ここで事件が起きました。

「発信者情報目録」に対して訂正申立書を提出

それが自称「室賀豹馬」のログインIPアドレスとタイムスタンプの開示で起きた、「投稿直前のログインIP開示されなかった問題」です。

この期日受書を送った直後、1月6日19時43分の事でした。

Neconomicsが「お前の顔が妖怪」と書いたのが2020年12月14日午後10時29分です。僕は今回の申立書を作成した時点ではこの問題に気付いておらず、「2020年12月14日午後10時以降のログインIPアドレスとタイムスタンプを開示しろ」と記載していました。

もっと遡らないと、Neconomicsもxxも投稿直前のログインIPが開示されません。しかし問題はどこまで遡れば良いか、です。

固定回線でPCのブラウザを開きっぱなしの様な環境では、下手すると2週間とか1ヶ月とかログインが更新されないなんて事も有り得ます。

かといって2ヶ月とか3ヶ月とか、あまり時間を遡って請求すると「そんなに遡って請求する権利は無い」と仮処分が却下されそうな恐れも感じました。そのため、言葉として「投稿直前のログインIPを開示しろ」と書いて、「発信者情報目録」の訂正を行う事にしました。具体的には、まずNeconomicsに対して

1 別紙対象アカウント目録記載のアカウントにログインした際の各アイ・ピー・アドレスのうち、閲覧用URL「https://twitter.com/misogynyshine/status/1338476307177373702」が投稿された令和2年12月14日午後10時29分(日本標準時)の投稿直前にログインしたアイ・ピー・アドレスと、投稿以降にログインしたアイ・ピー・アドレスのもので、債務者が保有するものすべて。

と訂正する事にしたんです。もちろんxxも同じ訂正を行いました。

■Neconomicsへの訂正申立書

■xxへの訂正申立書

2021年1月20日(水)午前11時00分 双方審尋

そして1月20日、双方審尋の期日が来ました。今度は訂正申立まで行って準備は万端です。緊張は有りませんでした。

そして今度は午前11時に予定通りに双方審尋が始まりました。やっぱりA弁護士は今回もリモートでした。

毎回思ってるんですけど、

「ツイッター社側がリモートで良いんだったら僕らもリモートにさせてくれよ。ツイッター社を相手にすると東京地裁だけが管轄だから、遠方の人は来るの大変なんだぞ」

ですよね。

H裁判官「それでは双方審尋を始めます。まずはツイッター社として反論は有りますか?」

A弁護士「はい。本件投稿は債権者が『渡邉陽太はイケメンだから無罪になった。イケメンだから批判しない』とフェミニストの方々を批判した事に端を発しており、それに対する返答としては受忍義務の範囲であると考えます」

僕「ちょっと待ってください。僕は『渡邉陽太は金持ちだから無罪になった』とは書きましたが、『イケメンだから無罪になった』とは言っていません」

H裁判官「でも『妖怪』という言葉は債権者が先に使われましたね」

僕「いえ、それは他のアカウントが先に『妖怪フェミダンマリ』と言ったからです」

H裁判官「しかし、債権者が先に『妖怪』と言ったのは事実ですね?」

僕「はい。それはそうです」

H裁判官「裁判所としては、確かに債権者の発言に端を発した議論であり、ある程度は債権者にも受忍義務が有ると考えます。しかし容姿批判を含め、その受忍義務を超える誹謗中傷がされていると考えますので、発令の方向で考えています。無担保の発令で良いですか?」

A弁護士「はい、大丈夫です。後、宮寺さん。訂正申立書について確認させてください。『投稿直前のログインIP』と有りますが、こちらとしては「○月○日○時以降」という様な時間の指定をお願いしたいと考えております」

僕「しかし、ご存知の通りツイッター社のログイン情報はどれだけ遡って良いか、日付で指定する事は困難です」

A弁護士「例えば、1ヶ月とか遡ってもらって請求されても大丈夫です」

僕「では、半年遡っても大丈夫ですか?」

A弁護士「半年でも大丈夫です」

僕「では、「2020年6月14日正午以降」とする様に、再度の訂正申立書を提出します」

H裁判官「それでは双方審尋を終了します」

こうして2回目の双方審尋は僕の出番も有りつつ、充実した内容で終了しました。今回はA弁護士は前回の「受忍義務を超えるかは明らかでは無い」から「受忍義務の範囲である」と明確に開示を求めない反論をして来ました。

確かにH裁判官の言う通り、発端になったツイートが無ければ「宮寺が酷い事を言った可能性が有る」と反論されて、仮処分が認められなかったかもしれません。

また、「投稿直前のログインIP」を求めるための明確な方法を確認できたのも大きかったです。もちろんこれらの情報は「ひな型」に反映済です。

「無担保上申書」「訂正申立書」「郵便切手(1099円)」「目録(3部)」を提出 (サンプルファイル有り)

そして双方審尋が終了した後、今度は流れを理解していましたので、もうその場で無担保上申書を提出しました。実は目録(3部)も用意していたんですけど、こちらは提出を見送る事になりました。

というのは、A弁護士によると「今回の委任状はまだツイッター社から届いておらず、いつになるかわからない」ためです。

そこで僕がH裁判官に「ずっと委任状が届かなかったら、ログが消えてしまいます」と質問したら、

「委任状が余りに遅れる場合、代理人ではなくツイッター社に直接、仮処分を発令します。その場合は当事者目録に代理人を記載しない事になりますので、目録(3部)の提出は待ってください」

と言われました。僕が持参していた目録(3部)は、代理人を記載したものなのでそのまま使えるかわからなかったのです。そのため、今後の流れはまず僕は無担保上申書と2回目の訂正申立書を提出します。そして委任状の提出日程について裁判所とA弁護士が確認しながら発令の仕方を考える、という事になりました。

そのため僕はその場では無担保上申書のみを提出しました。そして翌日、FAXで2回目の訂正申立書を送りました。

■Neconomicsへの無担保上申書・訂正申立書

■xxへの無担保上申書・訂正申立書

それから1週間は待つ覚悟はしていたんですけど、それは無用な心配でした。

1月22日、僕は別件の仮処分申立てのために東京地裁民事第9部を訪れていました。もちろん、いつでも提出できる様に「郵便切手(1099円)」「目録(3部)」は持参済です。

しかし特に連絡も無かったので僕は16時ごろに東京地裁を出て、帰宅するために霞ヶ関駅から丸ノ内線に乗りました。

そして東京駅に着いて、JRの改札をくぐった16時36分でした。ふと携帯をみると、東京地裁民事第9部から着信が有ったのです。そのため折り返し電話をするとS書記官から「委任状が届いたので、「郵便切手(1099円)」「目録(3部)」を持ってきてくださっても大丈夫です」と言われました。

着信履歴の時間は16時ジャスト。「ちくしょう、僕が東京地裁民事第9部のフロアにいた時間じゃないか、気付いてくれよ」と思いましたが、とにかく今は一刻も早く発令を受け取ることが肝要です。

ダッシュで東京地裁に戻れば16時50分には民事第9部に着いて「郵便切手(1099円)」「目録(3部)」を提出できると考え、すかさずUターンしました。

そして予定通り、16時48分には東京地裁に着きました。「こんな時間に何の用だ?」という怪訝な顔をした警備員の視線が痛かったですけど、なんとか民事第9部の業務が終了する17時前に到着出来ました。そして「郵便切手(1099円)」「目録(3部)」をギリギリで提出しました。

■Neconomicsへの目録

■xxへの目録

さっき電話したS書記官はもう帰宅した後でしたが、他の受付の方に受理して貰いました。そして「1月25日の16時以降に発令可能なので、受書を持参してまた来てください」と言われ、今度こそ本当に東京地裁を後にして帰宅しました。

そして週明け、1月25日(月)16時に受書を持参して、無事に仮処分決定書を受領しました。

■Neconomicsへの受書・仮処分決定書

■xxへの受書・仮処分決定書

こうして僕の2回目の発信者情報開示仮処分も無事に終わりました。最初の仮処分決定書を受け取った時よりも感動は落ちましたけど、それ以上に色々と勉強になった事件でした。

「Neconomics」「xx」との戦いもまだまだ続く

こうして1月25日(月)に仮処分が発令されました。1回目の仮処分発令が12月25日なので、奇しくもちょうど1ヶ月後でした。

そして4日後の1月29日(金)にツイッター社からメールが届きました。今度はクリスマス休暇や年末年始を挟んでいなかったので早かったですね。

■NeconomicsのログインIP・タイムスタンプ開示メール

■xxログインIP・タイムスタンプ開示メール

そして今度こそ、無事にログインIPをゲットしたと思ったんですけど、なぜか最も古いタイムスタンプは2020年12月14日午後10時7分でした。

これってもしかして、A弁護士が最初の申立書の「2020年12月14日午後10時以降」でツイッター社に開示連絡を行ったのでは?これって発令命令に違反しているのでは?

一瞬、A弁護士に抗議しようかとも思ったんですけど、Neconomicsの最初の投稿が2020年12月14日午後10時29分なので、投稿直前のログインIPとタイムスタンプをゲットできてはいるんです。なので流す事にしました。しかしA弁護士、気を付けてくださいよ、マジで。

ま、結果オーライって奴です。今回はNeconomicsとxx共に、正真正銘の「投稿直前のログインIPとタイムスタンプ」を確保できました。本人の特定は十分に可能でしょう。

そして今はこちらも舞台をアクセスプロバイダへの発信者情報開示請求へと移し、Neconomicsとxxとの戦いは続いています。法治主義国家の日本において、この様な違法な投稿を蔓延させる事は許されません。

そしてまた、この訴訟を通じていかに日本の自称フェミニストが「イケメンの性犯罪に甘い」醜悪な存在か、社会に訴えて行きたいと思います。



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author : 宮寺達也

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