出典:写真AC
第14回戦の前編でも書きましたけど、任天堂とコロプラの白猫プロジェクト特許侵害訴訟はもう3年近く続いていますが、とにかく一貫しているのは「コロプラの知財部が無能」という事です。
コロプラは第12回戦でついに6件全部の特許について仕様変更したにも関わらず、第13回戦で任天堂から「仕様変更後も特許6「フォロー登録」を侵害している」と主張されてしまいました。
とはいえ、もう全部の特許について5回も仕様変更してしまったんです。こうなりゃ5回も6回も一緒です。特許6についても更なる仕様変更を行えば、配信停止リスクを完全にゼロにする事ができます。
僕がコロプラの知財部だったら必ずそうします(というか、そもそも訴訟にまで持ち込ませんけど)。
しかしコロプラは愚かにも特許6の新仕様への任天堂の主張に仕様変更せずただ反論し、配信停止のリスクを残してしまいました。そんなコロプラの知財部の無能っぷりに心底あきれたのが第14回戦の前編でした。
任天堂 VS コロプラ特許訴訟・第14回戦(前編) 「コロプラの知財部が無能過ぎる件について」
そして今回はその第14回戦の後編です。第13回戦までで敗訴が確定したコロプラですが、被害は最小限に抑える必要はもちろん有ります。そのためにコロプラ弁護団は必死に知恵を絞っています。
その中で2つ、任天堂の主張を押し返せそうなポイントが有ります。それが特許2「チャージ攻撃」の「アクションスキルの侵害論」と、特許3「スリープ機能」の「フライトシミュレータの無効論」です。
コロプラはこの2つについて「時期に後れた攻撃防御方法」を駆使して、なんとか踏み止まろと頑張っています。もう完全に王手で詰んでるけど、何とか時間を稼いでいる感じです。その踏ん張りがどうなるか、第14回戦のもう1つの注目ポイントです。
また改めてですが、第8回戦を最後に1年以上記事を更新できなかった事、有料記事に移行した事情についてはこちらに記載していますので是非ともご覧になってください。
任天堂 VS コロプラ特許訴訟。解説記事の再開と有料記事化のご報告
そして解説記事の再開に当たって、まずはこの1年4ヶ月の間に行われた第9回戦から第16回戦までの概要をまとめました。もちろんこの第13回戦の重要トピックスについても触れていますので「概要を知れればそれで十分」と言う方は是非ともこちらの記事の購読をいただきたく、よろしくお願いいたします。
任天堂 VS コロプラ特許訴訟・第9回戦から第16回戦 「訴訟の流れの概要を解説」
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任天堂 VS コロプラ特許訴訟・第14回戦(後編) 「コロプラは『時期に後れた攻撃防御方法却下の申立て』で最後の勝負へ」
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