出典:写真AC
任天堂とコロプラの白猫プロジェクト特許侵害訴訟ですが、とうとう第11回戦です。ついに2020年に突入してしまいました。任天堂が訴訟を提起したのが2017年12月22日ですので、3周年となってしまいました。
白猫プロジェクトで特許訴訟3周年記念コラボイベントでも開催して欲しい所です。
コロプラの狙いは当初から明らかで
「正直、特許は侵害してると思うけど仕様変更したくないし配信停止はもっとしたくない。だから牛歩戦術で配信停止を遅らせる」
です。そして流石に「ええかげんにせえよ」と任天堂はもちろん、裁判所までコロプラに説教していた事がわかったのが前回の第10回戦でした。
任天堂 VS コロプラ特許訴訟・第10回戦 「任天堂と裁判所がコロプラの牛歩戦術に『ええかげんにせい』と説教」
今回の第11回戦は任天堂の主張・反論のターンとなるのですけど、やっぱりそれ以上に注目なのは前回任天堂が訴えた「時期に後れた攻撃防御方法の却下の申立て」がどうなるか、ですね。
そして結果としては、コロプラは「時期に後れた攻撃防御方法ではない」と真っ向から反論して来ました。まあそんな気はしましたけど、この牛歩戦術への執念は凄いものです。確かに配信停止を避けたいのはわかりますけど、仕様変更もせずに牛歩してもその時間だけ損害賠償額が積み上がって行くんですけどね。
それだけ巨額の損害賠償よりも、白猫プロジェクトの配信停止の方が嫌だという事でしょう。でもだったら訴訟になる前に任天堂と1年間の交渉期間が有ったんですから、そこで素直に払っておけば良かったんです。
この特許侵害訴訟の判決はまだ日程も決まっていませんが、2つだけ言える事が有ります。それは「任天堂の勝訴」と「コロプラの知財部はバカ過ぎる」という事です。
そして改めてですが、第8回戦を最後に1年以上記事を更新できなかった事、有料記事に移行した事情についてはこちらに記載していますので是非ともご覧になってください。
任天堂 VS コロプラ特許訴訟。解説記事の再開と有料記事化のご報告
そして解説記事の再開に当たって、まずはこの1年4ヶ月の間に行われた第9回戦から第16回戦までの概要をまとめました。もちろんこの第11回戦の重要トピックスについても触れていますので「概要を知れればそれで十分」と言う方は是非ともこちらの記事の購読をいただきたく、よろしくお願いいたします。
任天堂 VS コロプラ特許訴訟・第9回戦から第16回戦 「訴訟の流れの概要を解説」
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任天堂 VS コロプラ特許訴訟・第11回戦 「コロプラは牛歩戦術をあきらめない」
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