パテントマスター・宮寺達也のブログ

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任天堂 VS コロプラ特許訴訟。解説記事の再開と有料記事化のご報告

投稿日:

出典:白猫プロジェクト 公式サイト

パテントマスターの宮寺達也です。

白猫プロジェクト特許訴訟の解説記事を最後に書いたのは、第8回戦の中編ですので2019年7月25日になります。

僕の解説記事を楽しみにしていらっしゃる方が大勢いらっしゃる事は自覚しておりました。しかしながら僕は最後の記事を更新して以降、心身共にどん底に追い詰められてしまい、一時期は「死んでも良い」と思うくらいに絶望的になっていました。そのためとても東京地裁に通って訴訟資料を閲覧し、解説記事をまとめる事ができない状態でした。

そんな状態から今は何とか生きていける程度には回復してまいりました。そのため2020年11月15日、パテントマスター・宮寺達也の40歳の誕生日にようやく解説記事を再会できるようになりました。この事は僕自身にとっても本当に嬉しい事です。

任天堂 VS コロプラ特許訴訟・第9回戦から第16回戦 「訴訟の流れの概要を解説」

また改めて楽しみに待ってくださっていた方々、本当に申し訳ございませんでした。

しかしながら今の僕にはこれまでの様にブログで無料記事を公開できる様な状況では有りません。そのためこれまでの解説記事も含めて、今後の白猫プロジェクト特許訴訟の解説記事は有料記事として配信させていただきたく、よろしくお願いいたします。

その理由と再会した解説記事についてご案内申し上げます。

音喜多氏の国会議員当選後、収入ゼロに

「そもそも記事の更新もできなくなるなんてどんな状況だったんだ?」

と心配いただいた方もいらっしゃったと思います。率直に言えば、最後の解説記事を書いた2019年7月25日の直後に僕は全ての仕事や取材を失い、収入がゼロになりました。その後も新型コロナ禍によって絶望的な状況になってしまったのです。

これは皆さんご存知と思いますが、僕は2019年3月、東京都議会議員であった音喜多駿氏から名誉棄損訴訟を起こされました。訴額280万円と高額の訴訟で有り、訴訟費用だけでも大変な負担になります。この時は皆様に訴訟費用を支援いただく事でなんとか弁護士さんに依頼し、訴訟に臨む事ができておりました。

訴えられた時点では特に大きな問題にはなりませんでした。その当時、僕は幾つかの企業様などとお仕事をさせていただいており、なんとか生きていける月収をいただいておりました。音喜多氏に訴えられた事はもちろんお伝えしましたが、特に問題視はされませんでした。

また訴訟中に音喜多氏が北区長選挙に立候補しましたが、この時も特に反応は無かったです。

しかし音喜多氏が北区長選挙に落選し、2019年7月の参院選に日本維新の会から立候補する事になってから状況が少しづつ変わって来ました。注目度が上がったためか、複数のマスコミが僕に取材をさせて欲しいと接触して来るようになりました。僕としては自分の主張をきちんと訴えるチャンスだと前向きに捉えておりました。

訴訟の結果には自信が有りましたし、音喜多氏が東京選挙区で当選する事も難しいと思っていました。ですので仕事にも影響は無く、むしろ僕に注目が集まりアピールになるくらいに考えていました。

全てが変わったのは2019年7月21日、その参院選で音喜多氏が当選してからです。

今思い出しても、良く当選したなと思います。これは素直に凄い事です。ただ、僕にとってはその影響は甚大でした。音喜多氏が国会議員になった事で僕は「国会議員に訴えられた被告」になりました。

このためかどうかは本当にわかりませんし、そうではないと信じております。しかし7月21日から僕の生活は「暴落」しました。幾つか有った仕事は8月までに全て契約が終了となり、さらに幾つか有った取材の話も連絡が全てストップしました。

どの企業様もマスコミの方からもそれぞれに違う理由をご説明いただきました。それ自体は納得できるものですし、その通りだと信じております。しかし僕を取り巻く事実としては音喜多氏が国会議員になった途端に収入がゼロになり、世間にアピールするチャンスもゼロになりました。

これは僕にとって本当にショックな事件でした。

それからしばらく、何もする気が起きず、ずっと家に閉じこもっておりました。ただツイッターなどは続けておりましたのでフォロワーさんは気づかなかったと思います。そして11月には家賃も払えなくなる状況まで追い詰められました。

それ程に「2019年7月事件」は僕にとって本当にショックな出来事でした。その影響で精神的にも追い詰められ、持病の強迫性障害も悪化しました。白猫プロジェクト特許訴訟の解説記事はもちろん、2020年1月に入りブログやツイッターの更新も滞る様になっていきました。

(恐らく)新型コロナウイルスに感染し、身体も精神もどん底へ

そして3月に入り、今度は精神だけでなく体調が酷くなっていきました。咳が止まらないのです。1時間、2時間とずっと咳が止まらず、熱も出る様になりました。僕は恐らくとしか言えませんが、新型コロナウイルスに感染したのだと思っています。恐らくとしか言え無い理由は、保健所の指示で病院に行く事もPCR検査を受ける事もできなかったからです。

2020年3月当時の川崎市では保健所の電話はいつも通話中で、連絡すらつきませんでした。しかし直接に病院に電話すると「必ず事前に保健所に確認してください」と言われ、予約させてもらえません。そのため新型コロナウイルスかどうかに関わらず、風邪の症状で病院に行く事が出来ませんでした。

そして1週間以上経過してようやく保健所に連絡がつきましたが、症状を説明しても「その症状ではPCR検査も受けられません。自宅療養をお願いします」と言われました。僕は咳と熱に苦しみながら3月中ずっと寝込んでおりました。

4月に入り体調は少しは良くなったのですが、相変わらず咳は止まりません。そして皆さんご存知の通り、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言で外出する事もままならなくなりました。僕は自宅でただひたすら眠ろうとする日々を続けていました。起きていても何もやる気が起きず、咳が出てただ辛いだけだからです。1日の内15~20時間はベッドの上にいたと思います。趣味だった漫画を読む事もアニメを見る事も無く、誰とも話もせず、心がどんどん失われて消えて行く様な日々でした。

そしてついにはツイッターの更新すらできなくなってしまいました。何かを発信するという勇気が、気力が湧いて来なくなったのです。そうして僕の身体、精神は生まれてからこれ以上無いどん底に落ちて行きました。

「死にたい」とは思いませんでした。でも「死んでも良い」とは思う様になっていきました。収入も無く、体調は最悪で、鬱状態、そんな39歳独身男性が生きている意味が有るのかと思う様になっていたんです。

誇張して言っている訳では有りません。本当に死んでも良いと思っていました。「これを見るまで死ねない」と生きる希望だった「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の公開も延期され、本当に生きる意味を見失っていたんです。

メンタルクリニックのN先生と「半沢直樹」を語り合う事で徐々に復活

こんな僕が復活できたのは、2020年の7月になって半沢直樹のシーズン2の放送が始まったからです。

「確かに半沢直樹は面白かったけど、そこまで好きだったの?それにドラマ終わったからまたダメになっちゃうじゃん」

と思われる方もいらっしゃるでしょう。違うのです、僕は半沢直樹のドラマが面白くて復活した訳では有りません。これについては

半沢直樹に命を救われた話

に詳しく書いています。是非ともこちらもご覧になってください。

ただ僕は思い出したのです。僕は半沢直樹が大好きで、自分と重ねるくらい「情熱」を持って観ていた事を。

しかし情熱は1人では発揮されません。人との関りを通じて、情熱が互いに作用し合う事に気付きました。人と関わり、情熱を交換し合う。これが人間が生きていく理由です。活力です。モチベーションです。

僕は半沢直樹をメンタルクリニックのN先生と語り合う事を通じて生きる喜びを再発見したのです。

そして2020年9月25日には無事に音喜多氏との訴訟も和解で終了いたしました。

音喜多(おときた)駿氏から提訴された損害賠償請求訴訟について和解のご報告

このため今は何の憂いも無く、白猫プロジェクト特許訴訟の解説記事再開に向けて邁進できる状況になったのです。

そして白猫プロジェクト特許訴訟の取材と解説記事を再開へ

こうして僕は2020年の7月から東京地裁に訴訟記録の閲覧に行ける様になり、取材を重ねる日々が続きました。しかし1年以上も取材を怠っていたため、その間の主張書面は膨大に積み上がっていました。

白猫プロジェクト特許訴訟では毎回200ページ前後の主張書面が追加されます。2020年7月にこれまでの経緯を確認した所、2019年9月(第9回戦)、2019年11月(第10回戦)、2020年1月(第11回戦)、2020年3月(第12回戦)、2020年5月(第13回戦)、2020年7月(第14回戦)と6回分、1000ページは超えようかという主張書面が積み上がっていました。

そのため何度も東京地裁に通い、主張書面をメモする日々が続きました。しかしその間も2020年8月(第15回戦)、2020年10月(第16回戦)と新たな主張書面が追加される日々でした。東京地裁の14階にある記録閲覧室の職員の皆様はすっかり僕の事を覚えてしまいましたね。僕が来たらもう民事第40部に連絡して、任天堂とコロプラの資料が有るか電話して確認してくれます。

そして東京地裁に通う日々を重ね、何とか取材を完了する事ができました。こうして僕の誕生日である2020年11月15日にようやく解説記事を再開できる様になりました。僕としても本当に嬉しいです。

過去記事を含む解説記事の有料記事化のご報告と購読のお願い

しかしながら現在の僕は収入がゼロの状態が続いています。なんとか心身が復活したので就職活動も再開したのですが、1次面接にすら進めずに落ちまくっています。応募した企業は30社を超えますが、もう25連敗です。1次面接に進めたのが1社だけで、そこもあっさり落ちてしまいました。

40歳近い年齢はもちろん、株式会社リコーを辞めて個人事業主という選択をした事がキャリアの断絶と見られているんだろうと思います。

そのため今は収入が途絶えた状況のまま緊急小口資金や総合支援資金の貸付を受ける事で何とか命を繋いでいる状況です。

そのため白猫プロジェクト特許訴訟の解説記事の再開に際しましても、無料で公開する余裕が無い状況でございます。楽しみにしてくださっていた方には誠に恐縮ではございますが、有料記事としての配信とさせていただき、より多くの方の購読をお願いしたいと考えております。

まずは過去記事についても全て各記事200円で有料販売に移行しました。ご容赦の程、何卒よろしくお願いいたします。

任天堂 VS コロプラ「白猫プロジェクト」特許訴訟 関連記事一覧(note)

そしてこれまで更新が滞っていた2つの記事についてもようやく更新を完了し、やはり200円での有料販売を行っております。どうかご購読の程、何卒よろしくお願いいたします。

任天堂 VS コロプラ特許訴訟・第5回戦(後編) 「……知らなかったのか…?任天堂からは逃げられない…!!!」

任天堂 VS コロプラ特許訴訟・第8回戦(後編) 「コロプラの不可解なソースコード隠し」

定期購読マガジン「パテントマスターへの道」で第9回戦以降の記事を配信します

そして第9回戦以降の解説記事については、各記事500円で毎週水曜日に販売していく予定です。この有料記事は定期購読マガジン「パテントマスターへの道」(月額1500円、初月無料)を購読いただけますと、当月分の記事全て(1500~2000円)を月額1500円で購読できてお得です。

どうか「パテントマスターへの道」の定期購読もご健闘いただきたく、よろしくお願いいたします。

そして早速ですが11月第1週の有料記事(500円)として、2019年9月(第9回戦)から2020年10月(第16回戦)までの流れの概要を解説する記事を配信しております。

任天堂 VS コロプラ特許訴訟・第9回戦から第16回戦 「訴訟の流れの概要を解説」

白猫プロジェクトは2020年2月に「チャージ攻撃」の仕様を変更したと話題になりましたが、仕様変更は「チャージ攻撃」だけでは有りません。さらに多岐に渡って行われております。

そしてコロプラは仕様変更をしたにも関わらず、まだ配信停止のリスクを残したままの非常に間抜けな状況になっております。

そして任天堂がコロプラを訴えた2017年12月からもう3年になりますが、まだ判決の日程すら確定していない状況です。しかし流石に両者の主張も尽きて、判決が近づいている予感が有ります。

そういったこの1年強の任天堂とコロプラの主張のやり取り、訴訟のポイントをまず概要で振り返りたいと思います。

その後は、第9回戦、第10回戦、、、、、、第16回戦と毎週水曜日に解説記事を「パテントマスターへの道」でも購読可能な有料記事(500円)での配信を行って行きたいと思います。

このブログにおける無料での記事更新を楽しみにしていただいていた方には誠に申し訳ございません。しかしながら今の僕にはそれしか選択肢が無い事を何卒ご理解、ご容赦いただきたくよろしくお願い申し上げます。

しかしながら、有料記事に相応しい内容としてお届けする事を約束いたします。

改めまして、今後ともどうかパテントマスター・宮寺達也のご支援・応援の程、どうぞよろしくお願いいたします。

2020 年 11月 15日 パテントマスター・宮寺達也

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参考資料

任天堂 VS コロプラ「白猫プロジェクト」特許訴訟 関連記事一覧(note)

任天堂 VS コロプラ「白猫プロジェクト」特許訴訟 関連記事一覧(ブログ)

特許法 – e-Gov法令検索

本件特許権1 特許第3734820号 「タッチパネルでジョイスティックを操作する(ぷにコン)」

本件特許権2 特許第4262217号 「タッチパネルを長押しした後、指を離すと敵キャラを攻撃(チャージ攻撃)」

本件特許権3 特許第4010533号 「スリープから復帰する時に確認画面を表示し、スリープ直前の画面から再開(スリープ機能)」

本件特許権4 特許第5595991号 「ユーザー間で相互フォローし、通信や協力プレイを行う(相互フォロー)」

本件特許権5 特許第3637031号 「障害物でプレイキャラクターが隠されてもシルエットで表示する(シルエット表示)」

本件特許権6 特許第6271692号 「一方的に相手ゲーム機をフォローできる(フォロー登録)」

                   
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author : 宮寺達也



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