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地方選挙

小池都知事の再選阻止する唯一の方法は安倍首相を徹底的に批判する事

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出典:TOKYO MX YouTubeチャンネル

2019年は12年に一度の統一地方選と参院選が重なる「荒れる亥年選挙」と言われたが、東京オリンピックが開催される2020年も相当な選挙イヤーになりそうだ。

最大の注目は歴代最長の在任記録を更新中の安倍首相にとっての最後の衆院選が行われるかどうか、そして東京オリンピックの直前に行われる東京都知事選である。

小池都知事は前回の2016年の都知事選で当選後、都民ファーストの会で都議選に圧勝し、その勢いで国政政党・希望の党を結成し国政復帰に色気を見せていた。だが安倍首相が希望の党結成直後に電撃的に衆院解散した事で小池都知事は焦って色々と失敗してしまい惨敗だった。

そのため小池都知事はすっかり2020年の都知事選での再選狙いになってしまっている。国政を掻き回されても厄介だけど、もう4年間都知事をやり続けるのはもっと厄介である。

私はこのブログで散々に批判してきたが、小池都知事はとんでもない失策続きであり、東京都に与えた被害は1兆円を軽く超える。本当、舛添元知事で良かったとしか思えない。これは何度でも強調しておきたいけど、舛添元知事への批判は全部疑惑に過ぎず、実際には何の罪も犯していないのだから。

しかしこのままでは小池都知事の再選は不可避の情勢である。このままでは都民にとっても、東京は日本の首都であるので日本国民にとってもヤバい。何とか再選は阻止したいと思っている。

しかし再選を阻止するためには小池都知事をただ批判してもとても無理だろう。唯一の方法は、小池都知事の再選を後押ししている安倍首相を徹底的に批判し、自民党の独自候補を本気で応援してもらう事だ。

小池都知事の再選は不可避の情勢。自民党都連が独自候補を立ててもまず勝てない

そもそも小池都知事は今年の都知事選には出馬しないはずだった。

前回の都知事選の投票日が2016年7月31日だったので、当選した都知事の任期は2020年7月30日までである。任期満了まで引っ張ったら7月24日に開催する東京オリンピックと完全に被ってしまうと危惧されていた。

そのために小池都知事は立候補時の公約で「3年半で退任し、オリンピックに影響が出ないようにする」と約束していた。だが希望の党からの国政返り咲きに失敗した小池都知事はすっかり再選狙いであり、公約は全く無視されてしまっている。

今からでも公約を守れと心の底から叫びたいが、公約を遵守させるルールが存在しない以上黙って見守るしかないのが現実だ。

ちなみに小池都知事が任期前に辞任しても、もう一度立候補すると出直し選挙になってしまう。出直し選挙で当選しても任期はそのままである。つまりどうしても2020年7月に都知事選が行われるのだ。

そのためオリンピック期間の都知事選を避けるためには国会での特別立法しかないとも言われていた。このままではオリンピック期間中の選挙待った無しと思っていたが、同じ7月中の選挙ならば公職選挙法の規定を満たすという事で7月の最も早い日曜日、7月5日投開票(6月18日公示)に決定した。

もし新人が当選した場合はいきなり東京オリンピックの本番を迎える事になってしまうが、まあそのくらいは何とかなるだろう。だが最悪の事態を避けられたとは全く言えない。このままでは小池都知事の再選は確実だからだ。

小池都知事は就任直後には小池ブームとも呼ばれ支持率は驚異の70~80%を誇っていたが、豊洲市場移転で醜態をさらしまくり、希望の党で惨敗しすっかり神通力は消え失せた。今では40%程度である。

それでも再選には十分過ぎる数字だ。ただでさえ首長選は知名度が重要なので現職有利である。支持率にほぼ相当する得票が期待できる。

前回の2016年都知事選の有効得票数は654万6362万票で有り、小池都知事の得票数は291万2628票である。この時の得票率が44.49%だ。そして次点だった自民党推薦の増田寛也氏の得票率が27.40%であった。

だから支持率が低迷しているといっても小池都知事の支持率が40%もある以上、再選は鉄板の既定路線である。

自民党都連は小池都知事再選を阻止するべく独自候補を擁立する予定であるが、都連独自の擁立で有れば誰を出してもまず小池都知事には勝てない。たとえ2019年参院選で圧倒的な人気を誇った丸川珠代氏を擁立しても勝負にはならない。丸川氏が参院選で獲得した票数はおよそ114万票で有り、選挙の種類を差し引いても相手にならない。

それくらい、現職で支持率40%というのは大きな数字なのである。

小池都知事の再選を後押ししているのは他でもない安倍首相

しかしもちろん小池都知事の当選を阻止する方法はある。

簡単な理屈だが、小池都知事と同等レベルの都民の支持率40%を集められるような候補者を立てる事だ。今現在、それが可能な存在は1つしかない。それが「国政政党・自由民主党」である

2016年の都知事選を思い出して欲しいのだが、序盤情勢では小池氏と野党推薦の鳥越氏が競い増田氏も僅差で追走しており、3人の誰にもチャンスがある情勢だった。

それが最終的に小池氏の圧勝に繋がった要因は、自民支持層の大半が小池氏に投票したからである。

当時の自民党東京都連は舛添元知事の疑惑からマスメディアに既得権益扱いされており、小池氏も都連を悪魔化するイメージ戦略を仕掛けており完全に悪者であった。

自民党東京都連はそれでも増田氏の擁立に成功し、なんとか選挙戦を展開していたのだが支持は広がらなかった。その要因が、国政・自民党中枢が自民党都連を無視して「小池でも増田でもどっちでも良い」と静観を決め込んだからである。

これは安倍首相の意向で有ったのは間違いない。安倍首相は憲法改正に関係ない選挙にはとても冷淡である。「憲法改正の邪魔にならなければどうでもよい」というスタンスが透けて見える。

そのため安倍首相は国政選挙で連戦連勝と言われているが、全国の首長選では自民党はかなり決定的な敗北を重ねている。

2015年の大阪市長・府知事選、2019年の大阪市長・府知事クロス選、2014年・2018年の沖縄県知事選と安倍首相は地元の自民党組織に選挙を任せっきりで直接応援演説に入るような事はほとんどなく、地元の自民党組織を何度も見殺しにして来た。

2016年の東京都知事選もその例に漏れず、安倍首相は自民党東京都連をほぼ無視した。移動する必要すらないのにも拘わらず、安倍首相が増田氏の応援演説に入ることはついに一度も無かった。

その結果、自民党支持層の大半が小池氏に流れてしまい小池都知事圧勝の原因になってしまった。

そして2020年の都知事選でもすでに安倍首相は消極姿勢であり、あきらめモードだ。小池都知事を支援する二階幹事長に「小池氏に勝てる候補はいないのではないか」と小池都知事再選を容認している。このままではただでさえ鉄板の小池都知事再選はもはや動かしがたい事になる。

しかしそれはあまりにも弱気だ。各選挙の結果を見ても、東京都には安定して3割の自民党支持層が存在している。安倍首相が先頭に立ち、まさに自民党がワンチームになって増田氏を支持する姿勢を見せていれば当選もあり得たと思う。

何より、小池氏が立候補を表明した時点で都知事をやりたいのではなく国政での影響力UPの踏み台として都知事選を選んだのは明らかだった。だから小池氏を当選させてしまえばいずれ国政選挙に殴りこんでくるのは明らかで、悲願の憲法改正にも暗雲が立ち込める可能性が有ったのだ。

安倍首相は2012年に総理に返り咲いて以来、憲法改正を最優先としてその他の政策、選挙はとにかく「安全運転」に徹している。その結果、歴代最長政権を樹立したのは素晴らしいが憲法改正も実現できないまま3選目の任期も終わろうとしている。

小池都知事が国政復帰の野望を捨てたとはとても思えない。再選後、また希望の党2ndを立ち上げて国政選挙に殴りこんでくる可能性は高いだろう。だから安倍首相の悲願を叶えるためにも小池都知事の再選を阻止するために動いて欲しい。

安倍首相はもうそろそろ安全運転を止めて、勝負をかけても良いのではないだろうか。

小池都知事に再選してほしくないけど、安倍首相を批判できない人達

つまり小池都知事の再選を阻止する唯一の方法とは、「小池氏に勝てる候補はいないのではないか」との安倍首相の弱気を徹底的に批判する事だ。そうやって小池都知事再選を許容していては憲法改正が実現できないと思ってもらい、小池都知事と戦う決意を持つように心変わりしてもらう事である。

そして憲法改正のためにも国政自民党・自民党都連が一丸となって有力な候補を擁立し、全力で応援する事である。

しかし現状、その安倍首相の弱気を批判する声が全く盛り上がっていない。

私のツイッターやブログには小池都知事・都政批判をする人から沢山の意見をいただくが、共通する傾向として

・小池都知事が嫌い。再選は絶対に嫌。
・自民党都連を応援している。
・安倍首相を応援している。

という政治傾向が見られる。自民党支持層のメインと言い換えても良いだろう。

「自民党は支持している。だからその自民党を裏切った上、デタラメな都政をしている小池都知事は絶対に認められない」

という人達である。私もほぼ似たような政治傾向を持っているので仲間意識は強い。

ならばこそ、どこまで本気で小池都知事再選阻止に向き合うのか考えて欲しい。

安倍総理が小池都知事を容認している事は、小池都知事批判派の多くにとって耐えがたい矛盾だ。小池都知事は嫌だが、安倍首相を批判するのも嫌なのでどう評価してよいのかわからない。都知事選もまだ先だし見て見ぬふりをしよう。そんな人が多いように思う。

でもいつまで日和見はできない。

都知事選が近づくにつれて、大嫌いな小池都知事を大好きな安倍首相が応援しているという事実に新郎は溜まっていくはずだ。気分は嵐の二宮和也が伊藤綾子とどうしても別れない事に苛立っている嵐ファンというところか。

でもこのままでは確実に小池都知事は再選し、「二宮和也と伊藤綾子が結婚」のようなニュースを見せつけられた嵐ファンの絶望を突きつけられる。その辛さに耐えられずに「小池都知事は豊洲市場移転以外は良い都知事だ」とか自分を誤魔化す人が多発しそうである。

私は安倍首相は好きだけど、小池都知事再選を容認するのは間違っていると思うのでこれは徹底的に批判し続ける。そもそも好きだから批判してはいけないという理屈も心理もよく分からない。この世に何の批判も許されない絶対的な存在なんていないんだから。

参照:都知事選に安倍首相「勝てる候補いない」と一部報道 小池知事の反応は?首相「小池氏に勝てる候補いないのでは」…都知事選巡り二階氏に波紋呼ぶ可能性 二階氏と小池氏再会談自民・二階幹事長、小池知事の支援表明 次期知事選二階氏の発言再び波紋 20年都知事選で「小池氏支援」再表明東京都知事選挙 – Wikipedia小池氏の出馬確実視、対抗馬は? 都知事選、見えぬ構図東京都知事選は7月5日投開票 日程が正式決定自民党支持層やはり小池百合子、増田寛也両氏に割れる…民進、共産支持層の6割近くは鳥越俊太郎氏支持序盤情勢 小池、鳥越両氏競る 増田氏追走、4割は未定

                   
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author : 宮寺達也



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