政治

音喜多(おときた)駿氏の支援者はみんな維新から参院選に出るなと言ってたのに

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出典:イラストAC

7月4日(木)に公示された参院選も選挙期間の中間地点である3連休が終了。いよいよ終盤戦へと入っていく。

ここに来て音喜多氏が当選圏内に入ってるとか「急になに?」(by 千鳥ノブ)って感じの情勢になって来ている。投票日まであと1週間。全く油断できない。

しかしこれで万が一音喜多氏が参院議員に当選したらどうなるのだろう?

音喜多氏は選挙公示直前に

とツイートしており、仲間たちに支えられている事をアピールしている。

しかし実態は全然違う。音喜多氏を応援して来た人も「流石に今回の参院選出馬はおかしい」と批判ばっかりだったのだ。

崩壊状態のあたらしい党

まずはあたらしい党の関係者や支援者だ。

早川忠孝氏(元衆院議員)

うーん、あたらしい党はどうなっちゃうの?

心配なのは、あたらしい党というブランドに魅かれて音喜多氏の周辺に集まってきた若い方々のこれから。
まだ足元が固まっていないはずなので、きっと皆さん、ふらついてしまうはずだ。

小坪しんや氏(行橋市市議会議員)

【迷走の維新】音喜多元都議を、参院東京に擁立。クラウドファンディングの1000万円は?

おいおい、という話である。
昨年9月に、クラウドファンディングにて1180万円を集めた音喜多氏が、維新から擁立されるとの報道。
「あたらしい政党を作って、日本の政治を本気で変えたい!音喜多新党を立ち上げます」(原文ママ)と謳い集まった現金はどうなるのだろうか。また、すでに「新しい党」なる政治団体があるが、所属議員はどうするのだろう。

そもそも論になるが、先般の統一地方選において北区(東京都の特別区)の区長選に出馬したばかりだ。”区長になって欲しい”と投じられた票は、いったい何だったのか。
「ただの売名行為」との批判が出てくるのは当然のことで、政治家として論評の対象になるのは自然な流れだと思う。

駒崎弘樹氏(あたらしい党の幹事長・駒崎美紀氏の夫)

音喜多氏の参議院選出馬に関するコメント(駒崎弘樹)

まず結論から言うと、音喜多氏の今回の日本維新の会からの出馬は、とても残念に思っています。

あたらしい党の代表でありながら、維新の候補(または議員)になる、ということが成立しうるのか、私には理解しづらいところです。

2ヶ月前には「あたらしい北区をつくりたい」と言って北区長選に出馬し、にもかかわらず来月参院選に出る、というところだけを見ると、「何がしたいのか」「政治家になりたいだけじゃないか」と思われてしまっても仕方がありません。

うーん。流石にあたらしい党を放り出しての維新からの出馬はやっぱりあたらしい党を応援していた人は当然に反発するよね。特に駒崎氏はあたらしい党の鍵を握っている存在なんだけど、最も批判している維新から出ればそうなるよね。

あたらしい党の空中分解は既にブログで書いているが、

音喜多(おときた)駿氏が維新から参院選出馬。あたらしい党は全く一丸では無い

このまま維新どっぷりだとあたらしい党は崩壊まっしぐら。「あったらしい党」になってしまう。普通、政治家は当選すれば確実に力を持つものだけどもしかしたらあたらしい党に関してだけは音喜多氏が当選した方が崩壊が早まる予感である。

メディア関係者も一様に微妙な反応。なんとアゴラ編集長まで反対していた

さて、あたらしい党とは関係が薄いメディア関係者はどうだろう。これまた一様に渋い反応である。メディアからすれば参院選に出れば面白いに決まってるんだから、これは普通に友人として音喜多氏が参院選に出るのに反対なんだろうね。

常見陽平氏

「死ぬなら一人で」論争をめぐって 中川淳一郎と会って考えたこと

音喜多駿さん(維新で出馬、なの?地方で首長→国政というビジョンを聞いていたので、だとしたら色々がっかりなんだけど)

本分の主題ではないが、ずばり本質をついている。やっぱりあたらしい党を立ち上げて、クラウドファンディングで「地方で実績を残して」という約束を反故にするのはがっかりだよね。

宇野常寛氏

音喜多氏が北区長選に落選直後に自身のWeb番組に呼んで討論をした宇野氏。維新のこれまでの選挙目当てに公認しては裏切られの歴史を踏まえながら離党常習犯の音喜多氏に釘を刺している。

まあこれも政治に詳しい人なら当然に思う事だね。ちなみにあの番組で「たかが100万円」と言われたのはきっちり証拠残してるからね。

宇佐美典也氏

・・・「人が良い」なら一般人にスラップ訴訟しないと思うんだけど。

まあ宇佐美さんはいつも音喜多氏には厳しく言いながらトドメは決して刺さないので、今回も応援してるんだと思う。(※事実、音喜多氏に投票しました

そして驚きのアドバイスをしていたのがこの人である。

アゴラ編集長・新田哲史氏

北区長選:音喜多駿、壮絶に散る(新田 哲史)

ただ、一つだけ筆者があえてお節介ながら意見したいのは、選挙中に柳ヶ瀬都議が個人の判断で応援した維新との距離だ。

維新と組むこと自体は悪いことではないと思う。また維新も夏の参院選東京選挙区で候補者はまだ内定していないとみられるが(間違ってたら柳ヶ瀬さん、ごめんなさい)、知名度に勝る音喜多氏を担ごうという話が、今後、万が一、出たとしても、ここは一回休んで、充電期間にあてた方がいいのではないだろうか。

これは音喜多氏が北区長選に敗れた時に、選挙事務所までわざわざ出向いて書いた記事の締である。準備稿だから、ずっと前から北区長選に負けた後を心配していたのだろう。流石の友情である。

しかしなんともバッチリの予想では無いか。北区長選落選直後に音喜多氏の参院選出馬を予想していたのは私と新田氏くらいではないか。

それだけ勝ち目も無いし、勝っても政治生命が危ないと心配しているのだろう。

だが残念な事に音喜多氏にはこの友情は届かなかったようだ。

しかし実際に音喜多氏の参院選出馬が決まってからの新田氏は狂喜乱舞である。友情は偽りなのか、考えがコロコロ変わってるのか、判断がつかない、まるで不定値回路である。

音喜多氏は勝っても政治生命が危ないし、負けたらその場で終了

このように音喜多氏の維新からの参院選出馬は勝敗に関わらず問題が多い。だから周りの友人は皆止めていた。この声は当然、もっと切実な形で音喜多氏に届いていたはずだ。それでも出馬したのはそれだけ音喜多氏の自己顕示欲が勝ったのだろう。

ま、私と(この件で相談したA氏)には完全に読めてたけどね。音喜多氏が目の前の選挙をスルーする様な冷静な判断ができるんなら、そもそもスラップ訴訟も起こさずに北区長選に当選していたんだから。

そして万が一音喜多氏が当選すれば、まあ6年は国会議員の身分でいられる。だがその先はどうだ?

6年後は東京には維新の影も形も無いかもしれない。そもそも今でさえ維新は東京では泡沫政党なのに、立憲民主党やれいわ新選組、NHKから国民を守る党と東京を主戦場にする新しい都市型政党が誕生しているのだ。

とりあえず国会議員になりたいだけならそれで良いけど、いつも「政治家になりたいんじゃない」って熱弁してなかったっけ?長期的視野に欠けるのは政治家として致命的な弱点だ。

そして負ければ6年どころかその場で政治家生命終了。

音喜多氏が頼れる政党はもはや維新以外に無い。その上、出れる選挙も衆院選くらいに限られる。しかし地元と言い張る北区は東京12区であり、公明党の牙城だ。高齢多選の無所属にも負けたのに、どうやって勝てるというのか。

比例復活を狙っても無駄だ。2017年の衆院選では東京比例区で維新は1議席も獲得していない。比例1議席獲得に30万票は必要なのだが、今の維新の東京での支持率3%では15万票が精いっぱいであり比例復活の希望も無い。

まあこれも全部、友人の忠告を無視した音喜多氏の自業自得である。あれ、そういえば「東京には(音喜多氏の)希望が無い」って音喜多氏が服従していたボス・小池百合子都知事の口癖だったね。

そう思うと約束された未来だったんだね。じゃあ良いじゃないか。民間人になれば民事訴訟を起こしてもそんなに批判されないぞ。

参照:うーん、あたらしい党はどうなっちゃうの?【迷走の維新】音喜多元都議を、参院東京に擁立。クラウドファンディングの1000万円は?音喜多氏の参議院選出馬に関するコメント(駒崎弘樹)「死ぬなら一人で」論争をめぐって 中川淳一郎と会って考えたこと北区長選:音喜多駿、壮絶に散る(新田 哲史)



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author : 宮寺達也



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