政治

「我が投票」パテントマスターの衆院選・参院選の歴史 前編・00年代「小泉ブームと政権交代と、時々、不参加」

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出典:鳩山由紀夫内閣 – Wikipedia

2019年参院選の投票日は7月21日(日)。今日が7月11日なのでいよいよ後10日に迫って来た。

今回の参院選では神奈川県選挙区と全国比例に投票する事になるのだが、情勢予想も参考にしながら誰に投票するのか腹は固まった。

しかし自分で言うのもなんだけど「まさか僕がこいつに?この政党に?」ってチョイスである。なので発表したら色々と誤解も招きそうな予感である。

まあ別に誤解を招いても良いんだけど、私がどんな投票をする人間か理解して欲しいとは思う。そのために備忘録も兼ねて、私がこれまでにどんな投票をして来たのかを振り返るのも悪くない。

私が選挙権を得たのは2000年11月15日である。それから6回の参議院選挙、同じく6回の衆議院選挙と合計12回の国政選挙があった。

なおその間6回の引越を行なっているので、本当に様々な選挙区で投票して来た。そしてトラブルに見舞われて来た。そんな懐かしい思い出と理不尽の訴えも振り返っていこう。

まずは前半・2000年代である。この10年にタイトルをつけるなら「小泉ブームと政権交代と、時々、不参加」って感じだね。

2001年7月29日 第19回参議院議員通常選挙

居住地    :大阪府豊中市

選挙区    :大阪府選挙区(定数3)

比例     :全国比例(非拘束名簿式)

投票(選挙区):不参加

投票(比例) :不参加

結論から言うと、選挙の記憶が全く無い。

僕の初めての国政選挙は2001年。世の中は小泉ブームに沸いていた。その小泉政権にとっても初の国政選挙であったがブームに乗り自民党が圧勝した。

しかし私はというと、当時はソフトテニスに夢中な大学3回生。おまけにソフトテニス部で自分が幹部の代である。大阪府豊中市にある阪大豊中キャンパスで毎日のように汗を流していた。

そんな7月29日と言えば大阪大学が期末試験も終わり夏休みに突入。ソフトテニス部も七帝戦も真っ盛りの青春ど真ん中。なので選挙は全く頭に無かった。不参加だったんだろうな。ホンマすいません。

2003年11月9日 第43回衆議院議員総選挙

居住地    :大阪府箕面市

選挙区    :大阪府第9区(定数1)

比例     :近畿ブロック(定数29)

投票(選挙区):西田猛(自由民主党)

投票(比例) :自由民主党

2回目の国政選挙は衆院選。この時の僕は大阪大学大学院の1年生。吹田キャンパスで研究に専念するべく、箕面市に引越していた。流石にもう政治にも選挙にも向き合う年齢だ。しっかりと投票したよ。

なおこの時は自由党と民主党が合併し、民主党が「史上初の政権交代だ」と気炎を上げていた(細川政権はどこ行った?)。「ネクストキャビネット」なんてのも流行ったり、「もしかして政権交代か?」って空気もマジで出て来ていた。

僕は民主党がマジで嫌い(特に鳩山由紀夫、菅直人、小沢一郎)だったので「超頑張れ自民党」だった。おまけに選挙区の自民党候補が「西田猛」と中学校の同級生で超頭良かった友達と名前が似ていたので迷わず投票した。

だが残念な事に選挙区で当選したのは大谷信盛氏(民主党)だった。初めての国政選挙への投票は死票になってしまった。

なお選挙結果が気になり過ぎて開票速報は全局、かぶりついてテレビを観ていた。テレビ局によって民主党の議席が170から220とめっちゃバラバラだったのをよく覚えている。最終的に民主党の議席は177議席で、バレーボールと同時中継で手抜きだったフジテレビが一番近かったかな。

2004年7月11日 第20回参議院議員通常選挙

居住地    :大阪府箕面市

選挙区    :大阪府選挙区(定数3)

比例     :全国比例(非拘束名簿式)

投票(選挙区):北川イッセイ(自由民主党)

投票(比例) :竹中平蔵(自由民主党)

ようやく初めて投票する参院選。この時はいわゆる「年金未納問題」真っ盛りで自民党批判が凄かった。だけど民主党の菅直人代表も未納3兄弟になってしまって党首は岡田克也氏に。

僕はやっぱり民主党が嫌いだったので自民党を応援。大阪府選挙区で北川イッセイ氏に投票。なんとか最下位(3位)で当選し、生きた票になった。

比例代表は竹中平蔵氏。この人ほどやってる事が正当に評価されてない人はいないと思うね。でもわかる人にはわかる。実際、この時も圧倒的得票数で全体の2位だったしね。

しかし民主党の勢いは止まらず50議席を獲得、自民党の49議席を上回ってしまった。岡田氏はそこまで嫌いじゃないので、菅直人が党首を辞めてて良かったと自分を慰めていた。

なお僕はこの日の夜に夜行バスで東京に向かっており、携帯のWebニュースで必死に電池が空になるまで開票速報をチェックしていた。夜行バスで寝るのは苦手なので朝まで良い暇つぶしになった。

なお、なぜ東京に向かっていたのかはさっぱり覚えていない。

2005年9月11日 第44回衆議院議員総選挙

居住地    :大阪府池田市神田

選挙区    :神奈川県第8区(定数1)

比例     :南関東ブロック(定数22)

投票(選挙区):投票権無し・・・

投票(比例) :投票権無し・・・

2005年は社会人1年目。4月に株式会社リコーに入社し横浜市の市ヶ尾寮に引越したのもつかの間、8月5日には再び大阪に帰って来た。今度の寮は池田市だったので、これで大阪は豊中、箕面、池田と北摂をすっかりコンプリートしてしまった。

そんな引越し直後の8月8日に電撃解散。来ましたよ、郵政選挙。

小泉さん好きで民主党嫌いな僕にとってはこれ以上無い大興奮。絶対投票行くよねと意気込んでいた。

でもおかしいな。一向に投票用紙が届かない。もしかして引越を繰り返したトラブルか?

そう思って選挙権の要件を確認したが、国政選挙の要件は「日本国民で満20歳以上であること」だけである。全く問題無いはず。

なお地方選挙は「 引き続き3カ月以上その都道府県内の同一の市区町村に住所のある者」との条件が加わる。確かに池田市には引越した直後だけど、3ヶ月以上横浜市に住んでいたので横浜市青葉区(神奈川県第8区)への投票権があるはず。

いずれにしても問題無いはずだ。だが公示日の8月30日を過ぎても投票用紙が届かない。もしかして横浜市の選挙管理委員会が新しい住所を知らないとか?こうなったら問い合わせだ!

僕「もしもし、横浜市選管ですか?宮寺と申しますが投票用紙が届かないのですが?」

横浜市選管「はい、宮寺様ですね。確認いたしましたが、宮寺様は今回、投票権がございません」

僕「・・・は?(怒)あり得んでしょ。国民の権利ですよ(怒)」

横浜市選管「選挙人名簿は3ヶ月に一度(毎年3、6、9、12月)と、選挙公示日・告示日の前日に更新します。宮寺様は6月に大阪府箕面市選管の選挙人名簿から抹消されました」

僕「ふむふむ」

横浜市選管「しかし6月の時点では横浜市に転居してから3ヶ月未満ですのでまだ選挙人名簿には登録されませんでした」

僕「ま、そうですね」

横浜市選管「そしてこの度の衆院選の前日、8月29日に選挙人名簿を更新しました。しかし宮寺様はこの時点で横浜市から転居されてますので横浜市選管の選挙人名簿には登録されません」

僕「え、じゃあ池田市に登録されたって事?」

横浜市選管「いえ。誠に申し訳ないのですが、池田市でも転居から3ヶ月未満なので選挙人名簿には登録されません」

僕「いや、おかしいでしょ。横浜市には3ヶ月住んでたんですよ。8月29日に横浜市に住んでなくても、横浜市の選挙人名簿に登録して下さいよ」

横浜市選管「すいませんが規則ですので、登録できません」

僕「バグですやん。そもそも国政選挙には居住地関係ないでしょ。在外邦人も投票できるんですよ。私は在外邦人以下なんですか?」

横浜市選管「すいませんが規則ですので(ガチャリ)」

こうして僕は選管のバグにより郵政選挙への投票権を奪われた。このバグは2016年1月の法改正により解消されているので、どう思い出しても当時の僕の主張が正しかったのである。

今でもおかしいと思っている。

なお選挙はご存知の通り、自民党の歴史的な圧勝になった。本来ならば僕は神奈川県第8区の自民党候補・福田峰之氏に投票していたはずだ。もっとも福田氏はあの自民旋風の中でも落選しており、当選したのは江田憲司氏(無所属)だ。

そしてこの福田氏、アゴラの執筆メンバーでもあり、私が批判しまくった希望の党のメンバーにもなって見事に落選している。

今思い出せば、こんな奴に投票せずに済んで良かったと思うね。

2007年7月29日 第21回参議院議員通常選挙

居住地    :大阪府池田市神田

選挙区    :大阪府選挙区(定数3)

比例     :全国比例(非拘束名簿式)

投票(選挙区):谷川秀善(自由民主党)

投票(比例) :義家弘介(自由民主党)

そのまま池田市のリコー神田寮に住み続けて迎えた初の国政選挙。だけどその時は小泉さんも退任し、安倍さんにバトンタッチしていた。そして一度死んだはずの政権交代ブームが再燃焼していた。

この参院選の前の自民党バッシングは本当に酷かった。

松岡農水相の還元水問題、そして自殺、「消えた年金問題」、赤城農水相の「絆創膏」問題と目を覆わんばかりに酷い自民党への中傷報道ばかりであった。赤城農水相が「何でもありません」と回答するシーンが何度も放送され、見るに耐えなかった。

そんな逆風の中少しでも自民党を応援したいと思い、大阪府選挙区で谷川秀善氏に投票した。なんとか最下位(3位)当選した。

比例代表は義家弘介氏。ヤンキー先生って奴だね。正直言って深い意味は無い。舛添要一氏、中山恭子氏、丸山和也氏が好きだったんだけどこの3人は上位で当選しそうに思ったから。むしろ落ちそうと思って義家氏に投票したよ。

だけど自民党は37議席と歴史的大敗。安倍さんもこの後すぐに退陣する事になってしまった。

この時の僕は遠からず鳩山由紀夫、菅直人、小沢一郎が高笑いする日が来るのを覚悟し、1人唇を噛み締めていた。。。

2009年8月30日 第45回衆議院議員総選挙

居住地    :大阪府池田市神田

選挙区    :大阪府第9区(定数1)

比例     :近畿ブロック(定数29)

投票(選挙区):原田憲治(自由民主党)

投票(比例) :自由民主党

そしていよいよやって来た悪夢のような政権交代選挙。

この衆院選が公示された時にはもう正直、どうあがいても民主党が圧勝するとわかっていた。なのでとりあえずまた原田氏には投票したけど、無理だろうなと思ってた。

そしてやっぱり原田さんは比例復活もできず落選。またもや大谷信盛氏(民主党)が当選したんだよな。この大谷さん、恨みは無いけど何度も僕の投票を死票にしやがった人なので妙に印象に残っている。

開票速報は見なかったね。この日は池田市の寮から梅田まで自転車で買い物に行って、夜に帰り道にマクドナルドでビッグマックを食べた。極力、テレビもインターネットも見ないようにして寝たね。

その後、ちょっと遅いお盆に帰った実家で読んだ北日本新聞。その中に「民主党は意地でも4年間政権を離さないだろう。その間、自民党は徐々に資金難に陥り、4年後には政権交代を果たすだけの候補者を揃える事も出来ないだろう」という記事を見つけて、さらに心がどんよりしたのを覚えている。

そして世の中はあの醜悪な「事業仕分けショー」に夢中になっていく。こんなに政治で悔しいと思ったのは初めてだ。でもどうしようもない絶望を抱えながら2009年は過ぎて行った。

ただ最高に嫌いな小沢一郎総理じゃないのでまだマシだと自分を慰めていた。そして本当に極々わずかだけど、鳩山由紀夫ならなんとかなるかもと微かな期待を寄せていた。

こうして僕の2000年代は6回の国政選挙が有り、ジェットコースターのような乱高下を経験してきた。でもその嬉しさ・悔しさがより政治への興味を加速させていく。

このまま醜悪な民主党政治は続くのか?

反撃の後編・2010年代に続く。

参照:第19回参議院議員通常選挙 – Wikipedia第43回衆議院議員総選挙 – Wikipedia第20回参議院議員通常選挙 – Wikipedia第44回衆議院議員総選挙 – Wikipedia第21回参議院議員通常選挙 – Wikipedia第45回衆議院議員総選挙 – Wikipedia総務省「選挙権と被選挙権」総務省「選挙人名簿」



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-政治

author : 宮寺達也



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