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国政選挙

2019年参院選・序盤情勢。東京選挙区の各マスコミ情勢予想まとめ2(7月6日、7日調査の最新版)

投稿日:

出典:NHK参院選2019・東京選挙区

7月4日(木)に参院選が公示されるとすぐに朝日、毎日、読売、産経、共同と5大マスコミが序盤情勢の調査を実施。4日(木)、5日(金)と2日間に掛けて調査を実施し、その結果が7月6日(土)に一斉に報道された。

私とこのブログの読者は特に東京選挙区の情勢が非常に気になっている(読者さん、だよね?)。そこで各新聞を買い漁り、その調査報道をまとめた。

2019年参院選・序盤情勢。東京選挙区の各マスコミ情勢予想まとめ

私に対してスラップ訴訟を起こしている音喜多(おときた)駿氏は4紙中3紙で7番手となっており当選圏外であるが、共同通信は「音喜多と山岸は激しく競り合う」と互角の様子と見ており全く予断を許さない情勢だ。

選挙の情勢予想で肝心なのは「より精度の高い(サンプル数の多い)」「より新しい」事である。なので情勢予想は古いものはどんどん忘れて、新しいデータに注目していかなければならない。

そうしたところ、7月9日、10日に掛けて参院選公示後初の週末である7月6日(土)、7月7日(日)に調査された最新の情勢予想が登場して来た。

この最新情勢を踏まえて東京選挙区の最後の1枠が山岸氏(立憲民主党)になるのか音喜多氏(日本維新の会)になるのか見極めていきたい。

産経新聞・FNN合同調査(7月9日朝刊)

(Web)【産経FNN合同調査】参院選中盤情勢 改憲勢力「3分の2」割れも

(Web)【参院選】中盤情勢 丸川氏大きくリード

東京選挙区(改選数6)では自民現職の丸川珠代氏が大きくリードしている。共産現職の吉良佳子氏、公明現職の山口那津男氏も先行。自民現職の武見敬三氏、立民新人の塩村文夏氏と山岸一生氏の3人がこれに続き、維新新人の音喜多駿氏とも競り合っている。

音喜多氏は維新支持層の半数以上を固めたが、無党派層への浸透が課題だ。

やっぱりどのコンビニを回っても産経新聞が売ってなかったので、Web記事から引用。

「武見氏、塩村氏と山岸氏の3人がこれに続き」と山岸氏が当確候補である武見氏、塩村氏と並んで書かれている。音喜多氏も「競り合っている」と書かれているが、山岸氏が一歩抜け出した印象だ。

しかし音喜多氏の課題は無党派層の支持と思っていたが、そもそも維新支持層からも「半数程度」からしか支持されていなかったとは。朝日新聞は「維新支持層の支持は厚い」と書いてからてっきり8割はまとめたかと思ってたのに。まあ確かに厚いと言えば厚いんだけど・・・

東京の維新支持層はただでさえ小さい。それすらまとめ切れていなかったとは・・・

JX通信社(7月10日Yahoo!ニュース)

(Web)参院選 注目複数区の序盤情勢 東京・神奈川・大阪・兵庫=JX通信社情勢調査

東京選挙区では、いずれも現職の丸川珠代氏(自民党)、吉良佳子氏(共産党)、山口那津男氏(公明党)、武見敬三氏(自民党)がリードしている。その後をともに新人の塩村文夏氏(立憲民主党)と山岸一生氏(立憲民主党)が追い上げており、音喜多駿氏(日本維新の会)も懸命に追っている。水野素子氏(国民民主党)らは厳しい。

武見氏は自民党支持層の2割強を固めたほか、無党派層からも一定の支持がある。

塩村氏と山岸氏はそれぞれ立憲民主党支持層を分け合っており、無党派層からの支持では塩村氏が上回っている。

音喜多氏は無党派層から一定の支持を受けるが、日本維新の会支持層からは約半分の支持に留まっている。

JX通信社は選挙情勢予想に定評がある報道ベンチャーだ。「最も精度が高い」と評価する人も多い。

そんなJX通信社は「(武見氏を)塩村氏と山岸氏が追い上げ」とやはり山岸氏が当確候補である塩村氏と並んで書かれている。音喜多氏も「懸命に追っている」と書かれているが、山岸氏が一歩抜け出した印象だ。

このニュアンスは産経新聞と一緒である。やはり注目なのは音喜多氏の維新支持層からの支持が半分程度である事だ。音喜多氏は【だからおときた駿は、日本維新の会から挑戦します】と自分が維新に近い事を必死にアピールしているが、維新支持層は「また音喜多は裏切るんじゃないのか」と疑心暗鬼になっているようだ。

なお、この記事を書いたJX通信社社長の米重氏はこの記事の補足として、

とツイートしている。

音喜多氏が維新支持層を固め切れない理由として「東京の維新は第三極的でない」は納得だ。だからこそ無党派層の支持が肝要になるのだが、「一定」では心もとない。選挙に詳しい人に聞いたところ「一定」とは1割程度を指すそうだ。

今回の東京選挙区の主要候補が7人なので、平均しても約14%は支持される計算になる。音喜多氏はそれを下回っていては厳しい。

7月6日(土)、7日(日)の最新情勢予想は立憲民主党・山岸氏がリード

このように産経新聞とJX通信社の最新調査データからは東京選挙区の最後の1枠は立憲民主党・山岸氏が確実にリードしている様である。

それはまあ前回のまとめからもある程度見えていた事である。なので今回の新情報の肝は「音喜多氏が維新支持層から半分程度しか支持されていない」事である。

まあでも、考えてみれば当然かもしれない。音喜多氏の維新支持層へのアピールは「おとやなコンビ」とか「ペヤング大盛りチャレンジ」とか「にっぽん、維新のかーい!」とかダダ滑りの政策とか関係ないパフォーマンスばかりだったからね。

維新支持層の「舐めんな、こんなパフォーマンスで支持されるなと思うなよ。どうせ裏切るんだろ」との声が聞こえて来そうだ。

でも東京の維新票がどんどん減っている現在、音喜多氏が維新支持層から支持されていない事は実は当落には大きな影響は無い。

東京選挙区の維新支持層は直近の衆院選、情勢調査から3%程度と推定される。東京選挙区の有効票が約550万なので、今や維新票はわずか16万5千だ。

参院選の東京選挙区のボーダーラインは最低でも50万票と言われている。維新候補が参院選に勝つには維新票16万をきっちり固めたとしても、150〜200万とも言われる無党派票から30〜40万は引っ張ってこなければならない。

2016年の参院選の田中康夫氏はほぼこの通りに選挙戦を展開できたが、48万票で惜敗した。もっともこの時は維新票は30万は有ったと言われているけど。

だからやっぱり音喜多氏と維新の最大の誤算は無党派層の支持の無さだ。

維新が音喜多氏を公認したのは特に無党派層からの支持を期待してだ。2016年、2017年と舛添元知事、小池都知事を巡る騒動で数々のテレビ出演を果たし、東京都民の知名度は抜群だった。そして今や地域政党・あたらしい党を率いる一国一城の主である。

なんだかんだで知名度だけで言えば山岸氏はもちろん、塩村氏や武見氏すら上回っているだろう。下地戦略はそんな無党派層にもアピールできる人材だけを選んでいる。実際、同じ様に選ばれた神奈川選挙区の松沢氏は大接戦だし、北海道の鈴木宗男氏も全国比例の有力候補だ。

だからこれほどまでに音喜多氏が無党派層に支持されないのは下地氏はもちろん、音喜多氏本人も誤算なのではないか。もちろん、私はその理由を身を以て理解している。

音喜多氏はその理由を知りたければ是非とも連絡して欲しい。どうにも本気が感じられない参院選だが、言葉通り本気で参院議員になりたいならば出来るはずだ。

参照:【産経FNN合同調査】参院選中盤情勢 改憲勢力「3分の2」割れも【参院選】中盤情勢 丸川氏大きくリード参院選 注目複数区の序盤情勢 東京・神奈川・大阪・兵庫=JX通信社情勢調査

                   
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author : 宮寺達也



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