政治

音喜多(おときた)駿氏は「寄付すると約束した費用弁償170万円」をまさかスラップ訴訟や参院選に使って無いよね?

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出典:音喜多駿ブログ(2014年6月27日)

維新から参院選に出馬する音喜多駿氏に「政治とカネ」の問題が発覚である。

音喜多駿氏が東京都議会議員だった時、総額約170万円の費用弁償というお金が東京都民の税金から支給されている。

そして音喜多氏はこの費用弁償の受け取りを拒否し、「議員を辞職した後に寄付、もしくは東京都に返金」を約束していた。

費用弁償は小池都知事と都民ファーストの会が進めた議員報酬削減案により2017年2月に廃止された。もちろん当時都民ファーストの会であった音喜多氏も賛成し、そのまま2017年7月の都議選で再選している。その都議選では音喜多氏の費用弁償の返金を含む、議員報酬削減の姿勢を評価した有権者が多かったはずだ。

しかし音喜多氏は2019年3月31日に都議会議員を辞職して民間人になったので、いつでも費用弁償の寄付・返金が可能である。しかし未だに返還されたはずの費用弁償の使途について全く情報公開していない。

まさか返金もせずに自分のために、スラップ訴訟や参院選の選挙資金に使っているのではないだろうか?

だとしたら東京都民に対するとてつもない裏切りである。そうなるとこれは希望の塾の会計責任者交代を黙っていた事と同じ、有権者を欺いて都議選に当選した詐欺的行為の可能性が高い。

音喜多氏が2013-2017年に受け取り、寄付を約束した費用弁償は約170万円

そもそも「費用弁償」とは聞き慣れない言葉かもしれないが、読んで字のごとく「掛かった費用を弁償する」お金である。要は交通費や出張費の清算である。

サラリーマンの皆さんも毎日の出勤の定期代はもちろん、出張や外出の時に利用した交通費や宿泊費(ホテル代)を会社が後から清算してくれるはずだ。そして出張したときのホテル代は実費じゃなくて一律9000円とかで清算される会社もまだ多いよね。これと同じ事が東京都議会議員にも有った。

東京都議会議員は議会や委員会のために都庁に来庁した日に、交通費の清算として「1日1万円」の現金を支給されていた。実際に使用した交通費に関わらず定額1日1万円である。

しかし安価な公共交通機関が発達している東京都では1万円の交通費はまず必要無い。音喜多氏も実際の交通費は往復320円という事だ。そこで過剰な支給であると共産党などが反対し「受け取り拒否」を表明していた。

みんなの党(音喜多氏が2013年に都議選に当選した時の所属)も費用弁償の廃止を訴えており、所属議員は一致団結して受け取り拒否していた。しかし議員報酬の一部である費用弁償は法律上受け取り拒否が出来ず、議員が特定の団体に寄付する事も公選法違反になる。

そこで音喜多氏らは「東京都法務局に費用弁償を全額供託し、議員辞職後に寄付、もしくは返金する」と約束していたのである。

これはもちろん、音喜多氏のブログにはっきりと明記されている。

1日1万円、都議会議員の「費用弁償」は供託(≒受け取り拒否)しております(2014年6月27日)

議員職でなくなれば、どんな団体に寄付しても咎められませんから、その時にもっとも社会にとって有効な使い道に投資したいと考えています。

もしくは、議員じゃなくなったら、都庁に返すことも可能なのかな…?

というわけで上記の画像の通り、昨年7月から発生した費用弁償33万円(33回分)は、すでに法務局に供託済です。

そして費用弁償は小池都知事と都民ファーストの会が進めた議員報酬削減案により2017年2月22日に廃止された。

音喜多氏が費用弁償を受け取っていた期間は2013年6月から2017年2月までであり、その総額は約170万円にもなる。そして議員辞職してからもう3ヶ月にもなるが、未だにその支給総額や寄付、返金について全く情報公開していない。

政務活動費であれだけ批判した上田令子都議や共産党の元都議はきちんと報告・返金

なぜ音喜多氏が情報公開していないのに支給総額がわかるかと言うと、音喜多氏と違ってちゃんと報告したり返金している都議がいるからだ。

2017年7月25日には、その前の都議選で勇退した共産党の元都議6人が総額1017万4000円の費用弁償を東京都に寄付している。

6人で1017万4000円なので1人当たり169万6千円になる。

また、みんなの党時代から音喜多氏と同じ所属で活動していた上田令子都議は自らの都政レポートで費用弁償の総額が174.4万円である事を報告している。なお上田氏は現役都議なのでまだ供託中である。

費用弁償は実際に都庁に行った回数で変わるので所属委員会などによっても若干変化する。だがまあ音喜多氏の場合も他の都議とほぼ同じと見て良いだろう。なので総額約170万円になるのだ。

なお音喜多氏は週刊文春の「セフレ容認契約書」記事のとき、上田都議を根拠も無く犯人扱いし、猛烈に罵倒した。そして組んでいた会派・かがやけTokyoの解散を迫った。そのとき音喜多氏は、

「反小池」ではなく、都政改革を前に進める。やながせ裕文都議(維新)と新会派を結成します(2018年10月31日)

しかしながら、(敢えてこう言いますが)互いの言い分がどうであれ、会派メンバーが揉めるという失態を見せた以上、潔く会派は解散して消滅させ、残存する政務活動費は都財政に返還するのが筋であると考えます。

解散に応じず、政務活動費や看板の継承にこだわるとすれば、それは政治家の私利私欲のためであるという批判から逃れることはできないでしょう。

上田都議を「私利私欲」と守銭奴のように激烈に批判していた。しかしこれは完全に言い掛かりであった。私のブログでも書いたが、上田都議は2019年5月に音喜多氏の分の政務活動費の返還を報告している。

音喜多氏は他人の批判をする前に、自分の費用弁償の寄付や返金先について情報公開すべきだ。それをせずに参院選に臨むのは「政治家の私利私欲のためであるという批判から逃れることはできないでしょう」。

まさか都民の税金をスラップ訴訟や参院選の選挙資金に使って無いよね?

もちろん、費用弁償の寄付・返金は法律に定められた事ではない。なので「政治とカネ」の問題とは書いたが、政治資金規正法に違反しているとかそういう話ではない。

しかし費用弁償の寄付・返金は都議会議員として音喜多氏が東京都民と約束した明確な事実だ。おまけにその原資は都民の税金だ。

音喜多氏は2017年10月にも「豊洲市場移転での行動を反省し、議員報酬の一部を返上します。そしてそのお金を豊洲市場の風評被害対策のために寄付します」と約束しながら、1年半も引っ張った上、誰に寄付したかもわからない「黒塗りの領収書」を出してお茶を濁す失態を犯している。

これも問題だが、返還された費用弁償について情報公開しないのはもっと問題だ。風評被害対策への寄付は勝手に言い出した事だが、費用弁償の返還はみんなの党、そして都民ファーストの会として公式に約束したものである。

実際、同じみんなの党、都民ファーストの会で一緒に行動していた上田都議はしっかり報告し、供託し続けているのだから。ましてや音喜多氏が「私利私欲」と批判した上田都議がきちんと供託しているのに、まさか音喜多氏が自分のために使うはずがないよね。

何より繰り返すが費用弁償の原資は都民の税金だ。都民は「私たちが支払った税金が無駄にならない」と信じて税金を支払い続けたのだ。それを裏切る事は許されない。

音喜多氏は都議を辞職して民間人になったのだから、一刻も早く費用弁償170万円の寄付・返金について情報公開すべきだ。今は参院選の候補者になっているが、議員じゃないので寄付への制限は少ない。

このまま情報公開しないという事は、寄付・返金を約束した費用弁償170万円を、自分の私利私欲のために使ったとみなさざるを得ない。参院選の選挙資金や、そして私へのスラップ訴訟に使われたかもしれない。

都民の税金でそんな事をするのが「社会にとって有効な使い道」であるはずがない。

音喜多氏はこの指摘を「アンチの揚げ足取り」と無視するのではなく、きちんと答えてもらいたい。だって「私が最も許せないのは言行の不一致」なんでしょ。

出典:twitter 音喜多「私が最も許せないのは言行の不一致」

参照:ご存知ですか?1日1万円、都議会議員の「費用弁償」1日1万円、都議会議員の「費用弁償」は供託(≒受け取り拒否)しております【ご報告】豊洲地域の風評被害対策への寄付について議員報酬 20%削減上田令子都政レポート・2017夏共産党の前都議6氏 費用弁償 1000万円寄付東京法務局・供託事務について



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author : 宮寺達也



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