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コロプラが『最果てのバベル』で不正なランキング操作。裁判を待たずに『白猫プロジェクト』も配信停止か

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出典:twitter 【公式】最果てのバベル

6月21日(金)の夜7時ごろ、いつものようにURLだけ採番して書くのが遅れていたブログ記事をようやく書き上げUPしたとき、異変に気付いた。

なんか、妙にブログのアクセスが増えているのだ。その時UPしたのは「老後2000万円足りない」について書いたお堅い記事なので、まさかこれにアクセス殺到という事はあるまい。

そう思いながらアクセスされている記事を見ると、過去に書いて来た「任天堂とコロプラの特許訴訟」に関するものばかりだ。

これはピンと来た。まさか特許訴訟の判決が出たはずも無いので、任天堂かコロプラのどちらかに大ニュースが有ったのだろう。それも多分、コロプラ。そう思って「コロプラ」でググるとビンゴだった。

コロプラ「当社従業員による不適切な取引について」

役職者を含む従業員2名が関与し、セールスランキングの操作を目的として自社費用 850 万円をもって自社ゲームタイトル「最果てのバベル」に課金することを取引先に依頼し、2019 年 6 月 13 日に取引先が課金を実施した疑いが判明しました。

・・・完全にヤベー奴じゃん。

これは任天堂に特許侵害で訴えられた時よりもはるかにヤバい不祥事だ。これは「最果てのバベル」だけの問題に留まらず、「白猫プロジェクト」を含むコロプラの全タイトルが配信停止になる可能性がある。そしてそのままコロプラ倒産まで行ってもおかしくない。

ま、そうなると任天堂も訴える対象のゲームも会社も無くなってしまうので、特許訴訟も取り下げられてしまうかもね。

「任天堂最強法務部に勝てるよ!!「やったね〇〇ちゃん!」

『最果てのバベル』は特許訴訟で苦しむコロプラの社運を賭けたタイトル

2018年にあの任天堂の最強法務部(正確には知財部)に特許訴訟を起こされてからのコロプラは苦戦の一言であった。

コロプラは様々なゲームタイトルをリリースしているが、どれもいまいちパッとしていない。収益の稼ぎ頭は5年前(2014年7月14日)にリリースした「白猫プロジェクト」のままであり、しかもそれが任天堂に「配信停止」を求めて訴えられているのだ。まさに会社存亡の危機に立たされている。

5月8日に発表した第2四半期決算は、売上高196億2200万円(前年同期比16.7%減)、営業利益4億9200万円(同88.2%減)、経常利益4900万円(同98.7%減)、最終損益6800万円の赤字(前年同期26億円の黒字)というかなりヤバい数字が並んでいる。

ここに任天堂との特許訴訟で敗訴し、44億円の賠償金と稼ぎ頭の「白猫プロジェクト」が配信停止されたらマジ倒産である。

なので、決算発表会では「厳選した新作タイトルをリリースする」と強調している。その中でも最注目作品が「最果てのバベル」である。

「期待の新作となる王道ファンタジーRPG」と謳っており、「ファイナルファンタジー」シリーズに参加して来た野島一成氏や崎元仁氏といった著名なクリエイターを起用している。PVを見るとまるでハリウッド映画のような荘厳美麗なCGであり、「スマホゲームもここまで来たか」と思わされた。

そして発表から半年あまり、つい先日の6月12日にいよいよリリースされたのである。

850万円を使っての不正なセルラン(セールスランキング)操作が行われたのはリリース日の翌日の6月13日である。

まずこの不正を行った日付がコロプラのコンプライアンス意識の無さを証明している。ゲームをリリースしてしばらく経っても一向にセールスが不調で瀬戸際まで追い詰められて、起死回生の秘策として不正に手を染めたならば気持ちだけは理解も出来るが、全然違う。

スマホゲームの新作リリース後はセルラン下位に位置するのが当然である。事実、「最果てのバベル」がセルラントップ30入りするのはその1週間後の6月20日である。なので、ただただ「通常のプロモーションの一環」のレベルで行ったと見るべきだ。

【Google Playランキング(6/20)】コロプラ最新作『最果てのバベル』が初のトップ30入り

「最果てのバベル」は実力でトップ30入り出来るポテンシャルを秘めているのだ。しかし、この850万円もの不正な課金を行った6月13日のセールスランキングは200位以下に低迷している。これはリリース直後の当然の位置のままであり、850万円は全く意味が無かった。

もっとも決算発表会で「最果てのバベル」には売上次第で多額の広告宣伝費を使うと宣言していたので、もっとつぎ込んだ成果なのかもしれないけどね。

【コロプラ決算説明会】2Qは「社内の予算をほぼ達成」(馬場社長) 期待の新作『最果てのバベル』を3Q、新しい遊び方を提案するタイトルを4Qにリリースへ

第3四半期の広告宣伝費については、約6億円の予定としているが、取締役CFOの原井氏によると「新作『最果てのバベル』のリリース後の状況次第で増減する可能性がある」としていた

App StoreとGoogle Play、2大プラットフォームの規約に完全に違反

そしてこのセルラン操作。当然に不正である。

「最果てのバベル」に限らず、現在のスマホゲームを配信できるプラットフォームは2つしかない。それがiPhoneの「App Store」とAndoroidの「Google Play」である。

その両方のプラットフォームは規約で「不正なセルラン操作」を禁じている。

「Google Play」規約

デベロッパーは、いかなるアプリについても、Google Play での掲載順位を操作しようとしてはなりません。たとえば、不正な手段でアプリの評価やレビュー、インストール数をつり上げること(捏造や報酬付与によって、インストール数を増やしたり、好意的なレビューや高い評価を得たりすることなど)がこれに該当します。

「App Store」規約

デベロッパがカスタマーレビューの内容を改ざんしたり、金銭や報酬を与えてフィードバックを得たり、フィードバックの一部のみ悪用したり、偽のフィードバックを書くなどしたりしてチャートランキングの上昇を図るか、そのようなサービスを提供する他社と協力したことが判明した場合、AppleはApp Storeの信頼性を保つための手順を踏み、そのデベロッパをDeveloper Programから除名する場合があります

この両者に共通するのは「一切言い訳を聞いてくれない」事である。

私の場合はGoogleだが、このブログを始めたのが2017年4月であり5月にアドセンスの審査が通った。その直後に試しに自分で何回かクリックしてみて「おお、本当にお金が入るんだ」と確認したのだが、これがあっさりとバレてアドセンス停止になった。

ぶっちゃけて言うと、ダメだとは知らなかった。もちろんクリックしまくるのはダメだろうが、数回くらいは良いと思っていた。ま、その言い訳はおいておいて、悪いのは私なのでGoogleに誠心誠意謝罪のメールを送った。

だが完全に無視された。

アドセンスの審査に落ちまくっていた時もそうだが、Googleはダメだった理由を何も教えてくれないし、一切に対応してくれない。ただただこちらがGoogle様のご機嫌を損ねない様にするしかないのだ。

極めて理不尽に思う時もあるが、それがサポートコストの削減、収益性の高い良客に専念できるといった効果に繋がり、あの圧倒的な利益に繋がっているのだろう。

Appleについては経験は無いが、伝え聞く話ではGoogleよりももっと冷たいと聞く。

そして、セルラン操作についてはGoogle、Appleの両方が禁止している中でより厳しい文面なのがAppleである。なにせ「そのデベロッパをDeveloper Programから除名する場合がある」と書いている。

これは「最果てのバベル」だけでなく、コロプラがリリースしている「白猫プロジェクト」を含む全タイトルが配信停止になるという事なのだから。

特許訴訟の判決を待たずに『白猫プロジェクト』の配信停止もあり得る

コロプラは任天堂との特許訴訟で、とにかく時間を稼ぎ、そして「白猫プロジェクト」の配信停止だけは何とか避けようとしている。そのためにユーザにも黙ってこっそり仕様変更を繰り返している。

任天堂 VS コロプラ特許訴訟・第5回戦。ユーザに内緒で『ぷにコン』の仕様が変わっていた!

任天堂 VS コロプラ特許訴訟・第6回戦。またユーザに内緒で白猫の仕様が変わってた

私もこれまでの裁判資料を見ていて、「白猫プロジェクト」の配信停止だけは避けられるのではと思うようになって来た。しかし、とんだ方向から配信停止の可能性が急浮上してきたものだ。

特許訴訟でコロプラはとにかく時間を稼いでいるので、判決が出るのはまだまだ先の話だ。しかし、この不正なセルラン操作はものの数日で大炎上する可能性が高い。

なにせ「役職者を含む従業員2名が関与」「自社費用 850 万円」と言った不穏なキーワードが並びまくっている。

役職者が絡んでいる時点で一部の社員の暴走では無く組織的な関与を想像する。そもそもポケットマネーで出せる金額で無いのだから必ず経理も関与している。

何よりも自社費用を不正に用いる時に、850万円もの大金を「初回」で動かすなんて考えられない。最初は数万円から始めてバレないから味を占めて金額を上げて行ったと思うのが普通だ。

コロプラは「現時点では過去における同様の取引は確認されておりません」と発表しているが、とても信じられない。どう考えても組織的な、しかも常習的な不正だ。

ゲーム会社は転職が盛んであり、インサイダー情報を持った元社員が沢山いる。これまでの不正が堰を切った様に暴かれるのも時間の問題だろう。

しかし、その不正が明らかになるきっかけになったタイトルが「最果てのバベル」とは皮肉だ。

バベルの塔とは旧約聖書の「創世記」に登場する天まで届こうと建設された巨大な塔である。

だが、バベルの塔を見た神が「人間は言葉が同じなため、このようなことを始めた。人々の言語を乱し、通じない違う言葉を話させるようにしよう」と言った。そうして人々は混乱し、バベルの塔の建設も止め、世界各地に散らばっていった。

神をGoogleとAppleに置き換えたら、なんとも今回の騒動を予言した様ではないか。

「最果てのバベル」を見た神(Google、Apple)が「人々は同じセルランの結果に影響されるため、コロプラがこのような不正を始めた。セルランを中止し、それぞれのゲームを楽しんでもらうようにしよう」と言った。そうして人々は混乱し、他のゲームに散らばっていき、「最果てのバベル」は配信停止になってしまった。

参照:最果てのバベル|株式会社コロプラコロプラ「当社従業員による不適切な取引について」コロプラ、850万円の“課金”を取引先に依頼 セールスランキング操作が目的コロプラ、取引先にゲーム課金依頼 売上ランキング操作 「最果てのバベル」で従業員コロプラがセルラン操作謝罪、取引先に850万円課金依頼【コロプラ決算説明会】2Qは「社内の予算をほぼ達成」(馬場社長) 期待の新作『最果てのバベル』を3Q、新しい遊び方を提案するタイトルを4Qにリリースへ【Google Playランキング(6/20)】コロプラ最新作『最果てのバベル』が初のトップ30入り 「リゼロ」コラボキャラ「エミリア」登場の『プリコネR』は7ランクアップ最果てのバベル (Project Babel) トレーラームービーデベロッパー ポリシー センター – Google PlayApp Store Reviewガイドライン – Apple Developerバベルの塔 – Wikipedia



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author : 宮寺達也



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