政治

ブレまくりの音喜多(おときた)駿氏。最もブレたのは唯一の取り柄だった「情報公開」

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出典:音喜多駿ブログ

自らが代表となって立ち上げたあたらしい党を投げ出して維新から参院選に出馬する音喜多(おときた)駿氏(以下、音喜多氏)への批判が止まらない。

「地方で政策を実現してから国政に行くと言っていた」

「都民ファーストの会を離党して、かがやけTokyoも喧嘩別れして、あたらしい党もまた裏切る。節操が無さ過ぎる」

「北区長選で言っていた事は嘘だったのか」

要するに「音喜多はブレまくっている」という批判だ。流石に何か言わなければと思ったのか、音喜多氏はこんな言い訳ブログを書いて来た。

東京の「第三極ロス」の中で。自分の中でブレないもの、変わってしまったもの

【ブレずに大切にしていること】

・将来世代のための政治、小さな政府(既得権打破)、情報公開
・地元選挙区である北区を中心として活動する(※住居は家庭の事情で現在は区外)
・何より、無関心層に「政治を届ける」ことを重視する

【変わったもの】

・所属政党
・挑戦する選挙(都議→区長→国政)

要するに「自分はブレてない。政党や選挙の方がブレて無くなってしまっただけ」と言っているのだ。

都民ファーストの会もかがやけTokyo(今は名称変更して自由を守る会)もまだ存続しているし、都議は自分で勝手に辞職しただけだし、北区長選は自分が起こしたスラップ訴訟で落ちただけである。要するに完全に音喜多氏本人がブレているのだが、自分を中心に地球が回っていると思えば周りがブレている事になるのだろう。

「お前のモノは俺のモノ。俺のモノは俺のもの」と言い放ったジャイアンもびっくりの独裁者的発想だ。

だが実は注目すべきは【変わったもの】の方ではない。【ブレずに大切にしていること】として音喜多氏が自信満々にアピールしている事にこそ最大の矛盾が隠れているのだ。

北区は地元じゃないし、維新支持層頼みだし。ブレずに大切にしているの嘘

音喜多氏が【ブレずに大切にしていること】として挙げた項目は端から矛盾だらけである。まず笑うのは、

・地元選挙区である北区を中心として活動する(※住居は家庭の事情で現在は区外)

である。わざわざ(※)まで書いて完全に答えが書いてあるのだが、音喜多氏は今は江東区のタワマンに住んでいる。何が「北区は地元」「北区の音喜多」「自分の街に本気です」なのか。

法律的な居住要件は満たしいるのかもしれないが、有権者からすれば関係無い。「江東区の音喜多」である。音喜多氏は足立区議選でNHKから国民を守る党が住所要件を満たしていない事をこれでもかと批判していたが、はっきり言ってやってる事に大差が無いように見える。そして、

・何より、無関心層に「政治を届ける」ことを重視する

もお笑いである。自らが代表を務める新党を立ち上げて北区長選に挑んだまではその理屈は通る。だが約束を破って国政進出し、維新の支持層に頼って参院選を戦う姿は「特定の支持層から票を届けてもらう」としか言いようが無い。

このようにわざわざ「ブレて無いですよ」とアピールした項目3つの内2つがブレぶれなのである。そしてこれで終わりでは無い。最大のブレが残っている。

それが音喜多氏が私への訴状にも「音喜多は情報公開に熱心な政治家である」と書いて来た「情報公開」である。

最も劣化したのが1丁目1番地の「情報公開」。昔の尖っていた音喜多氏はもういない

音喜多氏は【ブレずに大切にしていること】で真っ先に、

・将来世代のための政治、小さな政府(既得権打破)、情報公開

を挙げた。何より、情報公開は音喜多氏はことある度に「最も大事にしている」「1丁目1番地」「オレは情報公開野郎」とアピールしている。あたらしい党の政策にも「情報公開」が真っ先に掲げられている。

事実、更新日時捏造しているとはいえ音喜多氏は毎日のようにブログを更新しているし、メディアに出るときも「ブロガー都議」と紹介される。世間的にも情報公開のイメージを持っている人も多いはずだ。

まあ、言い返せば音喜多氏に政策と呼べるものは「情報公開」しか無いとも言えるが。

とはいえ、昔の音喜多氏は確かに「情報公開野郎」と呼べる時期もあった。

それは2013年7月の事である。音喜多氏はついその直前にみんなの党から都議会議員に当選したばかりであったのだが、そのみんなの党の東京都議会会派が分裂してしまったのだ。

【緊急】みんなの党の都議会会派について

新会派「みんなの党」結成に至る過程についてご報告

他党の内ゲバの火の粉が飛んできたので、一回だけ振り払っておきます

その時の音喜多氏は野上ゆきえ氏のやり方に徹底的に反発し、フェイスブックメッセンジャーでの野上氏の発言のスクショをブログで晒したのだ!

フェイスブックメッセンジャーでやり取りされる内容は私信であるので、公開するとプライバシーの侵害で訴えられるリスクがある。しかし音喜多氏はそんなリスクを承知で、野上氏の不当さを世に「情報公開」する事を選んだのだ。

このリスクを恐れずに情報公開する態度、まさに情報公開野郎と自ら呼ぶのも納得だ。最も野上氏からは特に法的なアクションは無かった様である。

ま、この5年後に「フェイスブックメッセンジャー」を週刊文春に晒されて、「私信をバラしやがって。訴えてやる」となぜか週刊文春ではなくリークしたとされる人を脅したのは因果応報と呼ぶべきなのか。

この様に確かに昔の音喜多氏はリスクを省みずに、普通は公開されない情報もどんどん公開していくイメージがあった。でも現在は全く逆である。

維新から参院選出馬する事は、マスコミが発表した6月1日の前日の5月31日に開かれたあたらしい党総会でも黙っていたし、黙ったまま他の党に行けるようにこっそり規約は変更するし、決断に至った過程をブログやツイッターではなく非公開の説明会で説明する有様だ。

情報公開とは「自らに都合の悪い事も公開するから」価値が有るのだ。自分に都合の良い情報だけを選んで流すのならば、それは「情報発信」ですらない。単なる広告、そして悪質なプロパガンダである。

スラップ訴訟も沈黙したまま。「まず受からなければ、何もできない」魔法の言葉に堕ちた音喜多氏

昔の果敢な情報公開野郎の音喜多氏はもういない。今いるのは、ただただ自分に都合の悪い情報は隠し、都合の良い情報は仲間内にだけこっそり話す。腐臭すら感じる政治屋である。

その証拠に参院選についてだけでは無い、音喜多氏の情報隠蔽は他にも有る。

音喜多氏は豊洲市場移転での混乱の責任を取って「議員報酬の一部(約2割)を三ヶ月間返上し、その金額を寄付する」と宣言していたが、1年半も放置した挙句、ついに「誰かは言えないけど寄付した」と黒塗りの領収書を出して一方的に終了宣言してしまった。

【ご報告】豊洲地域の風評被害対策への寄付について

さらには北区長選前に私にスラップ訴訟を起こし、それに対して批判殺到していた時にはツイッターで

と「情報公開を約束」したにも関わらず、それから2ヶ月間完全に沈黙を貫いている。このツイートをしたのが4月11日、あれから北区長選落選、あたらしい党総会、維新から参院選出馬とビッグイベントが有ったので「節目」は十分だ。

6月24日(月)には第2回の弁論も開かれる。いつまで沈黙しているのか?訴訟が終わってからなのか?それは情報公開では無い、黙秘だ。

このように音喜多氏は「情報公開こそ最も重要でブレてない」と言いながら、実は一番ブレてしまったのが情報公開のやり方なのだ。

今の音喜多氏はとにかく無職が嫌で、「俺はただの人じゃない」とプライドが許せず、とにかく議員バッヂを付けたがっているだけにしか見えない。もちろん、そういう生き方もあるので一概には否定しきれない。

しかし音喜多氏はダメだ。なぜなら自分でそういう政治家は「堕ちてしまった」と批判して来たからだ。

「まず受からなければ、何もできない」魔法の言葉に堕ちた政党と政治家たち

「まず受からなければ、何もできない」

この魔法の言葉で、議員たちは堕ちていきました。

まさに今の音喜多氏を表すのにピッタリの表現である。「私が最も許せないのは言行の不一致」なんだよね。音喜多氏を批判しているのは「揚げ足を取るだけのアンチ」ではない、音喜多氏自身なのだ。

だからこれ以上、自身への批判の声を無視するのはやめなさい。参院選で落ちたら本当に政治家人生終わるぞ。

(ま、「女性と若者に投票しろ」との音喜多氏なので、かつての仲間であり若い女性である塩村氏が当選するのは本望なのかな)

参照:東京の「第三極ロス」の中で。自分の中でブレないもの、変わってしまったものなぜこの決断に至ったのか?ボランティア・支援者さま向け説明会を開催します選挙管理委員会は、足立区議選の「投票無効」を防げなかったのだろうか?【緊急】みんなの党の都議会会派について新会派「みんなの党」結成に至る過程についてご報告他党の内ゲバの火の粉が飛んできたので、一回だけ振り払っておきます身分を偽り、文書を「捏造」する都議まで存在!ドンだけではない都議会の闇、野上ゆきえ都議(江東区選出)について【ご報告】豊洲地域の風評被害対策への寄付について「まず受からなければ、何もできない」魔法の言葉に堕ちた政党と政治家たち61歳で、若手候補?!高齢化が進み続ける23区の区長たちに警鐘を。



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author : 宮寺達也



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