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パテントマスターは四十肩になりました

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出典:イラストAC

私には悪い癖がある。

それは左肘を浮かせてキーボードをタイピングする癖だ。

なぜそんな癖が有るかと言うと、私はPCデスクでニュース記事やツイッターを見ながらダラダラとご飯を食べる習慣がある(こっちが本当の悪い癖?)。そのせいでPCデスクの上にはしばしば飲料パックや弁当箱、袋などのゴミが散乱している。それに触れるのが嫌で左腕を浮かせるのだ。ちょっと左腕が疲れるけど、まあ別に気にならないし気にもしていなかった。

そんな日々がいつまでも続くと思っていた6月13日(木)の深夜。闇営業騒動後初めての「アメトーーク」を観終わって「やっぱ笑えないわ」と思いながら再びいつも通りのPC作業を再開しようとキーボードに手を伸ばした直後。

「ん、なんか左肩が痛いな」

ついさっきまで何の違和感も前兆も無かったので、「どこかにぶつけたっけ?」と思いながら再びキーボードへ。

「やっぱ痛いな。疲労かな。今日はもう寝るか。明日には治ってるだろ」

そう思いながらベッドに向かう私。深い眠気に襲われながら、いつも通りの朝がまた来ると思っていた。。。

我慢しようが無い激痛。シャツも着れない、靴下も履けない。惨め、余りにも惨め。。。

6月15日(金)、目覚めた瞬間に理解した。というか痛くて目覚めた。

左肩が痛い。何もしなくても痛い。動かしたらもっと痛い。

自分の体勢をよく見たら、左側に寝返りを打っていた。その際の痛みがヤバ過ぎて起きたのだ。

流石に気づいた。これが「四十肩」だ。

私は38歳である、確かにいつ四十肩になってもおかしくない。でもつい昨日の夜まで全く何の違和感も無かったのだ。四十肩って加齢に伴って徐々に発症すると思ってた。肩凝りとか、何か予兆があるものだと思ってた。ちょっとした痛みだと思ってた。

でも全然違った。まるでさっきまで心地よい寝顔を見せていた赤ちゃんが急に全力で泣き出すように、ちょっと自分の人生では記憶に無いMAXレベルの痛みが突然に襲って来た。四十肩の痛みって、痛みも時間もこんなに鋭角なのね。

四十肩といっても症状には個人差があろう。私の場合は、前方向には45度までしか上げられない、横方向には20度も上げられない、背中方向には10度も曲げられない、という感じである。

とはいえ、最初はまだ甘く見ていた。とりあえず様子を見て痛みが引かなかったら医者に行こうと思ったのだが、余りにも出来ない事が多過ぎた。。。

<出来なかったリスト>

・顔を洗う(左手を顔に持ってこれない)

・頭を洗う(左手を頭の上に乗せられない)

・シャツを着れない(左腕を通してから首を通そうとすると痛くてそれ以上動けない)

・靴下を履けない(特に右足の靴下を履こうとすると、左腕を右側に曲げる必要があるので痛い)

・リュックを背負う(左腕を通せない)

・壁に寄りかかる(靴を履こうとした時に壁に寄り掛かろうと左手を出した瞬間に痛み)

とにかく、左腕を動かした瞬間に激痛が走るのだ。最初はジャンプ漫画の主人公よろしく「体の痛みは耐えられる」と思って根性出そうとしたんだけど、人間って強い痛みが発生すると脳が勝手に動きを中断するように指示するのね。我慢する事も出来ず、ただただ動きを中断されてしまった。

そして日常生活って、想像以上に肩が稼働する事で成り立っていたんだね。気づかなかったよ。

整形外科に行き、痛み止め注射・湿布・ロキソニンのジェットストリームアタック

ここに至って流石の私も「これは人生終わるレベルでやばい」事に気づいた。「とりあえず様子を見て」は即刻破棄し、予定を中断し早速整形外科に向かった。

ただし服が着れないままでは38歳男性にあるまじき姿となる。靴下は右手を駆使してなんとか履いた。Tシャツも無理やり袖口を引き伸ばしてなんとか着れた。が、Yシャツはもう無理だった。

私はリングに向かう矢吹丈やらフーテンの寅さんよろしく、Tシャツ1枚に肩にYシャツを引っ掛けた格好で医者に向かった。

そこの待合室にはゴルゴ13があったので待ち時間に読もうとしたが、やっぱり左肩が痛くて本をうまく持てず。本当、日常生活って健康に支えられてるんだね。

そして「宮寺さーん」と名前が呼ばれてまずはレントゲン撮影。看護師さんに体勢を指示されるのだが、これまた地獄。脂汗を浮かべながら撮影が終了。

そして医師の診断を仰いだのだが、予想通り四十肩と診断された。しかし驚いたのはレントゲン写真の中の私の骨は正常そのもの。四十肩って靭帯の炎症だからレントゲンには一切映らないのね。そして四十肩について説明を受ける。

四十肩は加齢によるものなので根本的な治療も対策も無い事。事前の予兆もなく突然に強い痛みに襲われる事。放置すると「拘縮」(肩の動きが悪くなる)になるので、早期の治療が必要な事、を説明された。

四十肩(肩関節周囲炎)

発症のプロセスはいまだ明らかではありませんが、肩周囲の筋肉や腱、靭帯、関節包、滑液包などの組織が加齢などにより炎症を生じることが要因と考えられています。

治療としてはまず痛みを抑える事から始まる。

「湿布・ロキソニンで様子を見る」か「痛み止め注射も打って炎症を抑える」か、オススメは前者と言われたが日常生活が破綻しているので痛み止め注射・湿布・ロキソニンのジェットストリームアタックコースを選択。

直ぐには痛みは引かなかったが、とりあえず安堵。そして38歳にもなって看護婦さんに服を着せてもらう惨めさには目を背けながらそのまま仕事に向かったのである。

四十肩はマジでヤバイ。体が資本のフリーランスは特にヤバイ。まだの人もストレッチで予防を

注射を打ってから約12時間。まだまだ肩を動かすと痛いが、かなり可動域が広がっているのがわかる。

少なくとも服を脱いだり着るのに支障は無さそうだ。もう今夜は服をハサミで切るしか無いと覚悟していたので一安心である。

だが、噂には聞いていたが四十肩がこんなに恐ろしいものとは思っていなかった。こういう病気はやっぱり体験しないとわからないよね。

そして直ぐに想像したのはギックリ腰である。やはり噂レベルで「まじヤバイ」と聞いているが、今まではどこか他人事であった。

しかし今日の肩の痛みが腰に襲って来たら。。。

日常生活が全て破綻するのは容易に想像できた。そこで私は早速右肩と腰のストレッチを行ったのである。

四十肩・ギックリ腰は加齢によるもので根本的な対策は無いが、予防としてストレッチは大変に有効である。

日常生活でできる予防法

①肩をすくめて戻す、②両腕を前からまっすぐ上げて耳の横につけておろす、③右腕を胸に引き寄せ右ひじをアゴの前辺りで左手で押さえる、同じように逆も行う、④肩を前に10回、後ろに10回まわす――といった運動で、普段から肩のストレッチを行うようにしましょう。

私は今年で39歳になるので発症も時間の問題であったが、本当にいざその時になるまでは他人事である。

しかし改めて健康の偉大さ、そして1人暮らしの恐怖を味わった。

健康な時は気にならないが、少しでも自分の体に異常を来すと1人暮らしは全く機能しない。深刻な脆弱性である。

左肩ではなく、利き腕の右肩が四十肩になったり、ギックリ腰になったりしたらマジでどうやって生活すれば良いのか想像もつかない。

特に私のようなフリーランスには有給も病気休暇も無い。体が資本である。

全国の同年代で、独身で、フリーランスの仲間たちよ。僕らは体が資本だ。四十肩もギックリ腰もマジでヤバイ。発症したらそのまま孤独死するかもしれん。今直ぐストレッチを始めるんだ!

参照:四十肩・五十肩肩関節周囲炎



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author : 宮寺達也



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