政治

音喜多(おときた)駿氏が維新から参院選出馬。あたらしい党は全く一丸では無い

投稿日:

出典:twitter あたらしい党

音喜多氏が維新から参院選に出馬する事になって、まだ発足して1年も経っていないあたらしい党は完全に空中分解している。

そりゃそうだ。「地方から国政を変える」と豪語した音喜多代表の元に集まって統一地方選挙を戦ったのに、スラップ訴訟をして批判殺到というしょうもない理由で大将首を獲られ「首 長 ま た は 議 会 多 数 派 を 獲 得 」という公約達成は完全にアウト。

公認8名・推薦2名と10人の市議・区議が当選したとはいえ、それぞれの市議会・区議会で1人ずつしかいない。散々批判していたNHKから国民を守る党と統一会派を組む有様で、政策実現など夢のまた夢だ。

そんな中、皆止めたにも関わらず無職の大将が維新から参院選に出馬するのだ。地方政治もあたらしい党も捨ててしまう。党員に動揺が走るのは当然だ。あたらしい党を離れる議員も出ている。

しかしそんな事実を隠蔽するかのようにあたらしい党公式ツイッターは

とツイート。「あたらしい党は一丸となって前に進みます」は完全なフェイクニュースである。

良いの?「情報公開 を 徹 底 し ま す」と書いた政党がフェイクニュースを流して。

伊藤陽平・新宿区議、三浦拓・津山市議。すでに10人中2人の議員が離党状態

まず異常なのが伊藤陽平・新宿区議である。

そもそも伊藤陽平氏と音喜多氏はみんなの党時代にまでさかのぼる昔からの付き合いである。盟友といっても良い関係だ。あたらしい党のメンバー紹介が公開された時も音喜多代表の次に紹介されており、結党時は間違いなくNo.2であったはずだ。

そんな伊藤陽平区議の異常は統一地方選の直前に発覚した。2019年の統一地方選の投票日は4月21日であったが、そのわずか1週間ほど前の4月13日に突然に伊藤陽平氏が公認から推薦に変わったのだ。

20190413_あたらしい党プレスリリース

はっきりいって異常である。それこそセフレ容認契約書が週刊文春にリークされた時に、音喜多氏が「上田都議がリーク犯だ。訴えてやる」と半狂乱になってかがやけTokyoから離党したくらいの内ゲバが起こっていたとしか思えない。

今に至るまでにその経緯は情報隠蔽されたままであるが、これ大問題だよ。

とはいえ伊藤陽平氏は今もあたらしい党の所属議員という事になっている。だが伊藤陽平氏は音喜多氏の参院選を完全スルーしており、フランスパンを呑気にツイートしている。これ、完全に切れてるよね。

そしてもう1人。東京からは遠いが岡山県津山市議会議員の三浦拓市議である。

三浦拓氏はあたらしい党に批判的な私のフォロワーさんの中でも比較的評判が良かった。簡単に言うと、あたらしい党にしてはまともな人材と見なされていた人である。

そんな三浦拓氏はあの「維新から出馬を隠してこっそり規約変更した」5月31日のあたらしい党総会に参加後、

党との関わり方を変える報告。あたらしい党の総会に参加その4。

6月1日より、あたらしい党との関わり方を変えさせていただくことになりました。

経緯には高度に政治的な大人の事情(?)があり、誰1人として得をしないであろう詳細については…あえて書きません。

今後、あたらしい党の意思決定に私が加わることはありません。

と実質的な離反宣言をしている。理由を全く情報公開しないのはある意味あたらしい党らしいが、推して知るべしである。維新から音喜多氏が出馬するのが問題なのであろう。

しかし三浦拓氏、あたらしい党の一般党員としては残るというが政党のガバナンス的に大問題だ。普通の政党なら離党か除名である。ま、離党や除名させたら数少ない議員を失うのでできないヘタレな執行部なだけだろうけどね。

党のNo.2であり、音喜多代表と同じ北区で活動する駒崎美紀幹事長は参院選を完全スルー

そして実質的に党を離党した2人よりも実はさらに問題なのが、5月31日の党総会でNo.2の幹事長に就任した駒崎美紀氏である。

駒崎美紀氏はNo.2という事以上に、代表である音喜多氏と同じ北区の区議会議員である。そして夫はこれまで音喜多氏の友人と公言して支えて来たNPO団体フローレンス代表の駒崎弘樹氏である。

「あたらしい党が一丸となって音喜多氏の参院選を支援する」というならば、No.2である駒崎美紀氏の活躍は必須だ。

しかしこの駒崎美紀氏、5月31日以降、党総会はもちろん音喜多氏の参院選出馬について完全スルーしている。

と呑気なツイートが見られるだけである。

極めて異常な状態だが、理由はすぐわかる。夫である駒崎弘樹氏が維新が大嫌いであり、音喜多氏の維新からの参院選出馬にも反対だからだ。

音喜多氏の参議院選出馬に関するコメント(駒崎弘樹)

音喜多氏と夫に挟まれて駒崎美紀氏も大変であろうが、理屈としては駒崎弘樹氏が全く正しいので従うのはまあ当然であろう。

あたらしい党は完全に空中分解。「維新に吸収されないを条件に参院選を容認」の議員もどこまで?

このようにあたらしい党は所属議員の10人中3人が音喜多代表の維新からの参院選出馬に反対し、完全スルーしているのだ。

おまけに支持している議員も「あたらしい党が存続し、維新の下部組織にならないことを条件として賛成」と言っているが、こんな空中分解状態では吸収も時間の問題だ。

これは政党のガバナンスとして異常である。音喜多代表の責任問題である。

比較として音喜多氏がいつもこき下ろしているNHKから国民を守る党であるが、こちらは堂々と自らの党で参院選出馬をする。しかし代表の立花孝志氏が所属議員に「参院選への選挙資金として130万円を支払え」と支持したところ、一部議員が猛反発した。そして反発した議員5名を除名した。

参院選に向けて一部議員が反発するのはどちらも一緒であるが、反発した議員をしっかり処分したのはNHKから国民を守る党の方が筋が通っている。やってる事は無茶苦茶かもしれないが、少なくとも政策を実現するための言行不一致ではない。

あたらしい党のように所属議員がバラバラで活動するのも1つの方針かもしれないが、決して「あたらしい党は一丸となって前に進みます」と嘘情報を流してはいけない。これはフェイクニュースだ。

あたらしい党の代表の音喜多氏は私を「フェイクニュースを流した」とスラップ訴訟したのに、身内のフェイクニュースを許容するとはどういう事だ。また言行不一致だ。

なお、そのあたらしい党の公式アカウントであるが、統一地方選が終わった4月29日を最後に(恐らく音喜多氏の維新からの出馬が内定した)5月23日まで完全に沈黙している。

どう考えても中の人は音喜多氏であると思うのだが、「所属議員には週3日以上のブログ、またはSNSによる情報発信を義務付け」というルール違反である。

あ、中の人は所属議員じゃなく無職だから良いのか。これは失敬。

参照:あたらしい党党との関わり方を変える報告。あたらしい党の総会に参加その4。音喜多氏の参議院選出馬に関するコメント(駒崎弘樹)



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author : 宮寺達也



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