国政選挙

音喜多(おときた)駿氏は「あたらしい党から出馬しない」理由を誤魔化している

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出典:twitter 音喜多「私が最も許せないのは言行の不一致」

音喜多氏がいよいよ参院選への選挙活動を本格化して来た。

とは言っても、北区長選の落選後にはショックだったためか無職になってネタが無くなったためか3日に1回ペースになっていたブログを毎日更新(もちろん更新日時は捏造してるよ)に戻して昔通りのプロバガンダ、宣伝をするようになっただけである。

そしてとにかく「あたらしい党ではなく維新から出馬する」ことの正当性アピールに終始している。

北区長選以来の赤羽街頭活動。激励・批判・疑問を受け止めて前へ

おときた駿と維新について -既得権打破と経済成長を目指す「第三極」最後の可能性

そこで音喜多氏は

「自身が誰よりも説明責任を尽くし、有権者の皆さまに向き合っていかなければなりません」

「国政で一緒にやるとすれば維新でというのは、私の中ではずっと自明のことでありました」

ととにかく「維新から出るのは全くブレていない」とのアピールに必死だ。

だが音喜多氏の主張する政策が維新に近いのは皆わかっている。問題は「最も政策が一致している」自らが代表を務めるあたらしい党を立ち上げたのになぜそのあたらしい党から出馬しないか、である。

そしてこの言い訳ブログのどこを読んでも「あたらしい党から出馬しない理由」は書かれていない。

「いきなり国会議員を目指しても、実は政治や社会を変えることはできません」でしょ

前回の記事にも書いたけど、音喜多氏はあたらしい党の選挙資金のクラウドファンディングで、

いきなり国会議員を目指しても、実は政治や社会を変えることはできません。まずは地方で、基礎自治体で政策を実現し、それを成功例として周辺地域に波及させていく。そうすれば、その波はやがて、国会にまでも届きます。

と書いて支援を求めている。

そんな音喜多氏が北区長選挙に落選していきなり国政を目指すと言われてもそりゃ詐欺である。まずこれでもう話は終わりである。

支援者から「激闘の時代に、4年間浪人はもったいなすぎる」と言われて心に響いたようであるが、これはミスリードである。

まず直近に予定される地方選としては2020年の都知事選、同日に音喜多氏が辞職した穴埋めとはいえ北区の都議補選がある。4年間浪人とは全くのミスリードだ。

おまけにNHKから国民を守る党の立花孝志代表が大阪府の堺市長選に出馬した事で話題になったが、首長選は居住要件がないのである。別に北区長選じゃなくても、直近で行われる他の市町村の首長選に出れば良いのである。

それが「まずは地方で、基礎自治体で政策を実現し」と約束した人間の筋というものであろう。

え、勝ち目が無い?

維新から参院選東京選挙区に出るより勝ち目はあると思うよ。

そもそもあたらしい党はずっと地域政党なの?

そしてあたらしい党と維新の二重党籍問題については音喜多氏本人は全く触れない。よっぽど都合が悪いのだろう。

しかし支援者は「地域政党と国政の二重党籍は前例があるから問題ない」と擁護している人が多い。

おいおい、支援者の皆さんよ。その発言は実は党首にとって都合の悪い発言やで。

この擁護はあたらしい党がこれからもずっと国政政党ではなく地域政党であるという前提に立っているからだ。

あたらしい党は確かに今は地域政党であるが、音喜多氏はあたらしい党から国政進出のプランを語っている。落合陽一氏との対談で、

(落合)答えにくい質問になりますが、テクノロジーだけ見てもこれだけ課題が山積の地方行政に関わっている中で、そのうち国政に行くことは考えているんですか?

(音喜多)はい。でも、ひとりの国会議員がやれることって限られているんですよ。僕は今35だから、首長を二期8年務めても、まだ43歳。40代が終わるまでまだ6年ある。

(落合)なるほど。音喜多さんに限らず、社会を変えていくビジョンを持っている若い世代が、地方の首長を目指すというのは確かに納得感はある。

(音喜多)首長って予算を持ってますから、そこが全然違います。その経験を持って国政に出ていこうと。その時には全員が(国会議員としては)新人で、しかも首長経験者ばかり5人以上集めた新党を作る。われわれが地方でやった改革を、国でも実現するんだ、と。
この新党で2回くらい選挙をやって30人、40人の規模にして、自民党と連立を組む。連立を組む代わりに首班指名は僕にしてくれ、と言って総理をもらう。それが49歳。自民党をハックするパターンですね。ひっくり返すのは難しいと思うので。

「自民党をハックする」とかの妄想はまあスルーしても、音喜多氏はあたらしい党をいずれは国政政党に育てていく事をはっきり言っている。そして地域の課題を実現してからの国政進出はクラウドファンディングの内容とも矛盾しない。

最低限、約束を破るにしても国政進出するならばあたらしい党から出るのが当然である。あたらしい党と維新が全く同じで問題無いいうならば、北区長選で維新から推薦を貰えば良かったはずだ。あたらしい党の政策を実現するのに維新と組むと不都合があるから推薦を貰わなかったんでしょ。

このまま音喜多氏が維新から国政進出した場合、あたらしい党は維新に吸収されるか、そうでなくともずっと地域政党として細々と区議を数人出す程度の「何も実現出来ない」政党のままだ。

そして万が一、音喜多氏が参院議員に当選しても「やれる事が限られているひとりの国会議員」である。参院議員として何も出来ない代表、各区議会に1人しかいないので区議会議員としても何も出来ないあたらしい党メンバー。

こんな「約束された敗北の政党」であり続ける事は、あたらしい党のメンバーも不満のはずだ。だから伊藤陽平区議や三浦拓市議など、離れたメンバーがいるのだ。

音喜多氏が「最も許せないのは言行の不一致」のはずだよね

このように音喜多氏は国政に進出するのがそもそも約束違反だし、国政進出するにしてもあたらしい党から出るべきだ。

「維新と政策が近いから問題無い」という言い訳は、話を逸らしているだけだ。

「なぜ赤信号を無視したんだ」と警察に違反キップを切られた時に「車がいないと思ったから」と答えるようなものだ。一見筋が通っているように思える人もいるかもしれないが、「なぜルール違反をしたんだ」という問いには全く答えていない。論理的な答えとは「警察にバレないと思ったから」である。こういうルール違反と嘘の言い訳は社会で厳しく罰するのが当然だ。

そう。音喜多氏の最大の問題はいつも言ってるが言ってる事とやってる事が違う、言行不一致なのである。

だが「言行不一致くらい良いではないか。状況に応じて柔軟に変化するのも大事だ」と擁護する音喜多信者もいるだろう。

そんな音喜多信者の皆さんは是非ともこの発言を見て欲しい。

うむ。素晴らしい発言だ。私も最も許せないのが言行の不一致である。全く同感である。誰だ?この素晴らしい事を言っている政治家は。

そう。あなた達の音喜多氏である。

音喜多信者の皆さん、是非ともこの音喜多氏のありがたい言葉を見て反省し、襟を正して欲しい。そして「国政進出しない。してもあたらしい党から」と言行の不一致を起こしている維新の音喜多氏を是非とも批判して欲しいものだ。

参照:北区長選以来の赤羽街頭活動。激励・批判・疑問を受け止めて前へおときた駿と維新について -既得権打破と経済成長を目指す「第三極」最後の可能性あたらしい政党を作って、日本の政治を本気で変えたい!音喜多新党を立ち上げます落合陽一×音喜多 駿(東京都議会議員)「東京一極集中とのセットで必要なこと」【前編】落合陽一×音喜多 駿(東京都議会議員)「政治にテクノロジーを入れるとしたら?」【後編】

                   
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author : 宮寺達也



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