国政選挙

音喜多(おときた)駿氏が維新から参院選出馬。クラウドファンディングの出資者は返金を求めるべき

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出典:CAMPFIRE

あたらしい党の代表である音喜多氏が維新から参院選出馬する事は、

・二重党籍禁止の党規約を自分の都合のためだけに修正

・規約修正の時に党員に「維新から参院選出馬」を隠していた

・つい1ヶ月前の北区長選での主張との矛盾

・あたらしい党を立ち上げて自ら代表になった言動との矛盾

などなど、ツッコミどころしかない。マスコミも大して相手にしてないし、ネットではこの私が同情してしまうくらいバッシングの嵐である。

しかしあたらしい党や維新の党員・支援者など、わずかに反論を試みる人もいる。とはいえ内容は乏しく説得力に欠けるものばかりだ。大体同じこと言ってるのでまとめると

「地域政党と国政政党の二重党籍は過去に前例があるから問題ない。国政進出も音喜多氏個人の決断であるから問題ない。問題ない事を批判し続けるのは揚げ足取りをしたいだけのアンチ」

って感じ。

音喜多氏による私へのスラップ訴訟に対する言い訳とそっくりなのが面白い。まあそれは置いておいても悲しいかな、この擁護は明確に間違っている。

音喜多氏が批判されているのは「過去の言動と矛盾している」から。全人類共通の話であり、アンチだからではない。

そしてその過去の言動とは「1188万円の政治資金を集めたクラウドファンディングでの約束」である。クラウドファンディングでの約束を破る事は契約違反であり、あたらしい党メンバー全員の問題である。何より出資者は返金を求めるべきだ。

維新からに関わらず「いきなり国会議員を目指す」時点で契約違反

まずあたらしい党のクラウドファンディングを振り返る。

2018年9月10日に開始し、10月31日に終了するまで1034人の出資者から総額1188万円を集めた。政界のクラウドファンディングの記録更新として話題にもなった。そしてこれが音喜多氏が北区長選に落ちた4月の統一地方選でのあたらしい党の政治資金になった。

音喜多氏は「購入型だから寄付じゃない」と言っているが、政治献金に該当しているのに匿名での寄付を受け付けている、リターンにある「サシ飲み」が政治資金パーティーに該当する、と様々な政治資金規正法違反を指摘されている。

この問題はまたいつか書きたいが、音喜多氏が北区長に当選していたら北区議会で百条委員会が開催されていただろう。良かったね、落選して。

無論、今回の参院選出馬に当たっても改めて問題になる可能性がある。だが問題はこれだけではない。音喜多氏はクラウドファンディングで出資を募る際に幾つかの約束をしている。

いきなり国会議員を目指しても、実は政治や社会を変えることはできません。まずは地方で、基礎自治体で政策を実現し、それを成功例として周辺地域に波及させていく。そうすれば、その波はやがて、国会にまでも届きます。

このように、あたらしい党は地域政党としてまず基礎自治体で政策を実現する。それから国政進出すると約束しているのだ。

クラウドファンディングの出資者はこれを信じて出資したはずだ。基礎自治体での政策を何も実現せずに、いきなり国会議員を目指している時点でもう約束違反なのだ。

あたらしい党からではなく維新から出るのは「妥協・志を捨てた・迷走」そのもの

そして、あたらしい党からではなく維新から出馬する事もクラウドファンディングの約束違反だ。

これまでも改革を目指した新しい政党の多くが変貌し、期待を裏切る結果を残してきました。その理由は「選挙」と「お金」です。選挙に勝つために、政党は妥協し、志をあっさり捨てて、「まずは議席を獲得しなければ」と言い訳をしながら迷走を始めます。

これまで何度も何度も見てきたこの過ちを繰り返さないために、政党運営資金をしがらみのない形で集めなければなりません。選挙を恐れずに政策を堂々と主張できる政党だけが、政治を変えることができるのです。

音喜多氏は現状の改革政党をこのように無様と批評し、「あたらしい党に出資してくれればそのような無様な姿は見せません」と約束した。

しかし、今のあたらしい党と音喜多氏の行動はまさに無様な政党そのものだ。

参院選に勝つために二重党籍禁止の規約を妥協し、あたらしい党の代表として地方から政治を変えるという志をあっさり捨てて、「どうしても無職状態が嫌。まずは議員様にならなければ」と言い訳しながら迷走を始めている。

そしてあたらしい党は、北区長選でも負けたのだからあたらしい党の名前では参院選に勝てないと選挙を恐れ、政策を堂々と主張できず、政治を何も変えられない。

音喜多氏はもちろん、あたらしい党の党員・支持者はこのクラウドファンディングの文章をもう一度読むべきだ。特にあたらしい党で当選した区議はこの政治資金を使って当選しているのだ。

これは決して音喜多氏個人の問題ではない。あたらしい党全員の問題なのだ。全員が当事者であり責任者なのだ。

クラウドファンディングの出資者は返品・返金を求めるべき

いくらクラウドファンディングが購入型と言っても、購入したものと届いたものが違う。これでは詐欺ではないか。

Amazonで名作「ドラゴンボール超 ブロリー」のBlu-rayを注文したのに、間違って「ハリウッド版ドラゴンボール」のBlu-rayが届いたら怒るでしょ。返品交換を求めるでしょ。交換できなきゃ返金を求めるでしょ。

あたらしい党のクラウドファンディングの支援者は明確に裏切られた。これは返品・返金を求めるべきだ。

無論、音喜多氏は色々と言い訳するだろう。

「クラウドファンディングの資金は統一地方選で全部使った。もう縛られない」

「参院選は音喜多個人の政治活動・選挙だから元々関係無い」

などなど。

だがどれも間違っている。統一地方選で使った資金には供託金450万円が含まれるのでこれは返ってきたはずだ。他に使ったと言うならばそれ自体が約束違反だ。

そして音喜多個人の選挙と言うならば噴飯ものだ。あたらしい党は規約を修正してまで推薦を出している。明確にあたらしい党の選挙活動だ。何より個人というならば離党して維新に行くべきだ。

無論、法的にクラウドファンディングの返品・返金が通るかまではわからない。だが支援者は怒るべきだし、少なくとも要求する事までは問題無いだろう。

こんな不法なやり方を許してしまえば、今後も有象無象の詐欺政治集団がお金目当てに乱立する。それこそ日本の政治は終わりであり、これからも何も変わらない。

参照:あたらしい政党を作って、日本の政治を本気で変えたい!音喜多新党を立ち上げます日本維新の会公認・あたらしい党推薦で新たな闘いに挑みます定着するか、クラウドファンディング 政治資金集め 現行法で想定なく…不正献金危惧の声も

                   
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author : 宮寺達也



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