出典:DRAGON QUEST―ダイの大冒険― 14巻_p141
この記事は2018年12月15日にURLを採番したものですが、あれから音喜多氏に訴えられたり、音喜多氏が参院選に当選したら仕事を全部失ったりと色々有りまして。。。気が付いたら更新を放置したまま2年弱の期間が過ぎてしまいました。
その詳細はこちらに記載していますのでご覧になってください。
任天堂 VS コロプラ特許訴訟。解説記事の再開と有料記事化のご報告
こうやってもう一度、白猫プロジェクト特許訴訟の記事を書ける様になった事は僕自身も本当に嬉しいです。楽しみに待ってくださっていた方々、本当に申し訳ございませんでした。
そして2020年11月15日、パテントマスター40歳の誕生日にこうして更新する事ができました。
さて、任天堂とコロプラの「白猫プロジェクト」特許侵害訴訟の第5回戦(第4回弁論準備手続)ですが、これまでに特許1「ぷにコン」でコロプラが黙って仕様変更していた事、特許3「スリープ機能」で任天堂が訂正の再抗弁を行った事を解説して来ました。
任天堂 VS コロプラ特許訴訟・第5回戦(前編) 「ユーザに内緒で『ぷにコン』の仕様が変わっていた」
任天堂 VS コロプラ特許訴訟・第5回戦(中編) 「後出し無効資料でコロプラが会心の一撃」
中編で書いた様に、訂正の再抗弁とは「あえて特許の範囲を狭める」事により、確実に白猫プロジェクトの特許侵害を特許庁と裁判所に認めさせる手法です。「特許の範囲を狭める」のですから、当然に任天堂の持つ特許資産の価値は減少します。
特に特許3「スリープ機能」は「スリープ機能を持つスマホアプリ全てに適用可能なんじゃないか?」と思われるほどに強力な特許ですので、まだ裁判所がコロプラの無効資料によって「特許3は無効である」と判断する前に自らの特許の範囲を狭める事はもったいなく感じます。そこまでする理由は2つ考えられます。
1つはそれだけコロプラの無効資料が任天堂にとって「会心の一撃」であったという理由です。中編で書いた特許3はこちらに該当すると思います。
そしてもう1つは「他のスマホアプリなんかどうでも良い。いかなる手を使ってでもコロプラの特許侵害を絶対に逃がさない」という理由です。
この第5回戦の任天堂の主張からはまさに後者の「コロプラを絶対に逃がさない」との強い意思を感じました。それは特許3だけでなく、特許4「相互フォロー」、特許6「フォロー登録」の2つについても訂正の再抗弁を行った事を主張書面で明らかにしたからです。
特許4「相互フォロー」、特許6「フォロー登録」も「フレンド機能やフォロー機能を持つ全てのスマホアプリに適用可能なのでは?」と思わせる強力な特許でした。任天堂はこれらの特許の価値を弱めてまでコロプラを絶対に逃がさない結界を張ろうとしているんです。
これには「……知らなかったのか…?大魔王からは逃げられない…!!!」と現在絶賛アニメ放送中のダイの大冒険のあの名シーンを思い出さずにはいられません。
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任天堂 VS コロプラ特許訴訟・第5回戦(後編) 「……知らなかったのか…?任天堂からは逃げられない…!!!」
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