12月5日(水)午前11時30分、東京地裁で任天堂とコロプラの「白猫プロジェクト」特許侵害訴訟の第5回審理が行われた。私は「またまたまたまた非公開なんだろうな」と思いながら東京地裁に着いた。当然、第4回弁論準備手続であり非公開であった(学習しろよ・・・)。
だが慣れっこになったので全然気にせず、12月7日(金)に再度東京地裁を訪れ、裁判資料を閲覧できた。前回の裁判でコロプラは「信長の野望」「PSO」「ザ警察官」といった往年の名ゲームを持ち出し、「任天堂の特許は無効だ」と徹底反論を繰り広げていた(前回までの取材結果は以下の記事をどうぞ)。
第3回弁論準備手続 任天堂 VS コロプラ特許訴訟・第4回戦 「コロプラの切り札(?)として『信長の野望』が出陣」
そのため、今回の任天堂の反論も大ボリュームになると予測はしていたが、227ページにも及ぶ想像以上のビッグボリュームであった。そして、それ以上に内容が濃かった。
朝9時半には閲覧室について、10時には閲覧出来たのだがメモする量が多い事多い事・・・
「夕方5時まであるから余裕や」と思ってたら、任天堂の特許6件中3件のメモが終わったところでもう午後3時。残りの3件は休憩ゼロの殴り書きであった。完全にペース配分間違えたが後の祭りである。ちょうど5時にメモが終わった時、右腕はパンパンであった。記事を書いている今もまだ痛い・・・
しかし、それだけ苦労してメモした甲斐あって特許訴訟の行方を左右する重大情報をゲットすることが出来た。
なんと、コロプラは特許訴訟が始まった後の今年の2月27日に、「ユーザーに黙って『ぷにコン』の仕様を変更していた」のだ!
コロプラは裁判が始まる前に1年前には任天堂に特許侵害を指摘されていた。しかしその時は仕様変更していなかった。その上、裁判が始まる前に「特許侵害の事実は一切無いものと考えております」と発表したのは何だったのか・・・
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任天堂 VS コロプラ特許訴訟・第5回戦(前編) 「ユーザに内緒で『ぷにコン』の仕様が変わっていた」
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