国政選挙

第48回衆議院選挙。情熱で選挙に行って、理性で投票しよう!

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出典:イラストAC

いよいよ10月22日。第48回衆議院選挙の投票日がやって来た。これから4年間の日本を担うリーダーを私たちの手で決める事が出来る、民主主義の本領が発揮される日だ。

衆議院の解散が発表されてから1ヶ月弱。希望の党が出来たり、民進党が希望の党に合流して「政権交代か?」と騒がれたり、立憲民主党ができたり、いつの間にか希望の党が大失速したりと、これまでに見たことが無いジェットコースターのような(ただし野党に限る)選挙戦であった。

さて、投票日は超大型の台風21号が接近しているので荒天になりそうだが、まだ投票していない方は何としてでも投票に行って欲しい。

しかし、「私が投票に行ったところで、選挙結果は変わらない。行っても意味が無い。ましてや台風の日にわざわざ」と思っている人は多いだろう。

私はその感情を否定しない。実際、私がこれまでに投票した選挙で、私の一票が選挙結果を変えた例は無いからだ。

なので、私は選挙に行きたくないという人に対して「選挙は国民の義務だから」「先人が獲得した大事な権利だから」という事を言うつもりは無い。

私がとりあえず選挙に行く事を勧めるのは、選挙は面白いからだ。選挙に人生を賭けている人を見るとこちらも情熱を感じ、つい応援したくなるからだ。

いつか選挙に参加できる本当の価値を知るためにも、選挙の情熱を感じて、まずは投票所に足を運んで欲しい。

個人で見ると選挙に行くメリットは無い

私がこれまでに参加した総選挙は、

2003年 第43回衆議院議員総選挙

2009年 第45回衆議院議員総選挙

2012年 第46回衆議院議員総選挙

2014年 第47回衆議院議員総選挙

の4回である。選挙権を貰ってもう17年近くになるが、意外に少ないものだ。もちろん、この全てで私の一票は選挙結果に何も影響を与えなかった。2012年は大阪から神奈川に引っ越して直ぐだったので、不在者投票をちゃんとしたのに関わらず。

ちなみに2005年の第44回衆議院議員総選挙、いわゆる郵政選挙は、2005年の4月に就職のため大阪から神奈川に引っ越し、配属のため8月にまた大阪に戻った事で選挙人名簿から漏れてしまい、投票できなかった。住民票の移動は3ヶ月以上空けたのに。このITの発達した現代、選挙人名簿くらいさっさと反映して欲しい・・・

そして衆議院選挙だが、小選挙区でも有権者の数は30~50万人規模である。有権者は特定の政党を支持している層、選挙のたびに支持を変える無党派層に大別される。選挙結果は無党派層がどちらになびくかで決まり、事前の世論でほとんど結果がわかってしまう。

これまで参議院選挙を含め、何度も国政選挙を見てきたが、数百人~数千人から情報を収集しただけの選挙前の情勢報道や出口調査が、実際の結果とほとんど変わらなかった。

私が、あなたが、選挙に行こうが行くまいが選挙結果はもう決まっている。今さら自分の一票では選挙結果は変わらない。理性で考えると、選挙は棄権し、選挙結果にただ乗りするのが合理的だ。

しかし、私は選挙に行く。

なぜなら、政治は面白いからだ。そんな政治に私も参加したいからだ。

政治家を知り、政治に情熱を感じよう

実際、政治の面白さを全くわかっていなかった23歳、2003年の衆議院選挙は誰に投票したか覚えていない。しかし、2009年はリーマンショックで会社が大ピンチになっていた事もあり、どこの政党ならばこのピンチを救ってくれるか、真剣に考えた。また、「ぶっちゃけ鳩山由紀夫総理って、ヤバくね?」という思いから、民主党政権を阻止するために投票所に足を運んだ。

それからは政治に興味を持つようになり、何より政治家に興味を持つようになった。「安倍総理って、あの岸信介の孫なのか」とか、「吉田茂と鳩山一郎がライバルだったけど、その孫の麻生さんと鳩山由紀夫が、時代を超えて総理を争っているのか」と、大好きだった日本史の続きを読んでいる感覚だ。

政治家の生い立ちや、その過去の因縁を辿っていくと政治の世界とは何と面白いものか。将来の歴史の教科書や、大河ドラマとリアルタイムで見ているようなものだ。

なので、政治家を良く知ると、その人が好きになったり嫌いになったりする。そうすると、「どうしてもこの人は当選させたい」「どうしてもこの人は落としたい」と情熱が発生する。この情熱が結果に関わらず、投票所へと己の足を運ばせるのだ!

というわけで、まずは政治家を知って欲しい。簡単な所では、Wikipediaで各政党代表のエピソードを読むのがおススメだ。

自民党総裁 安倍晋三

立憲民主党代表 枝野幸男

希望の党代表 小池百合子

日本維新の会代表 松井一郎

公明党代表 山口那津男

社民党代表 吉田忠智

日本共産党代表 志位和夫

これらを読むだけでも、政治家の人となりに興味が湧くだろう。個人的には自民党野党時代の総裁、谷垣禎一さんがおススメだ。

本当に誠実で優秀な方なのに、周りの思惑で苦労の連続であった。下野した自民党総裁という日陰の役どころをしっかりと受け持ち、自民党を空中分解させなかった功労者だ。サラリーマン時代、期末の成果面談があまりにも下らなかったので「そういえば課長、谷垣さんに似てますね」と、ひたすら谷垣さんのエピソードを喋った事を思い出す。

後は、「疾風の勇人」「沈黙の艦隊」といった、面白い政治漫画を読むのも良い。

とにかく何かしらの形で政治家を知って、政治に興味を持って欲しい。そうなると、投票日を迎えると好きなアーティストのライブにでも行きたくなるような感覚で、投票所に行きたくなるはずだ。

実際、私の地元の富山県のように自民党が強い地域や、連合、創価学会、共産党と言うように固定票と言われる人々は政治に強い情熱を持っている集団だ。だから強いのだ。

私たちも政治に強い情熱を持つことで、固定票に負けないようになろう。

投票所についたら理性で投票を。せめて白票で投票率を上げよう

さて、情熱を持って投票所に着いたならば、一度冷静になって各党の政策を見つめて欲しい。

私はどんなに劇場型政治、ワイドショー政治と言われても、「選挙とは、政策を争う」もので有って欲しいと願う。

自分がファンになった政治家が所属する政党であっても、「それは違うんじゃね?」という政策を掲げている場合がある。私はそんな時は、政策の良し悪しを重視し、投票する。

ファンであっても、「アカン政策だ」と思えば反対の票を投じる事は矛盾しない。より良い政治家になって欲しいとの思いだからだ。むしろ、どんなダメな政策を掲げても無条件で賛成していると、いつの間にかその政治家が安心し、堕落してしまうかもしれない。

事実、都知事選で「7つのゼロ」を掲げて圧勝した小池都知事は、同じく「12のゼロ」を掲げて挑んでいる今回の選挙で大苦戦している。都知事選の時に、しっかりと「7つのゼロ」にノーを突き付けていれば、今の状況は違ったかもしれない。

そして、政策で投票先を決めようとするとどこにも投票できないという場合が出てくるかもしれない。例えば、今回の選挙公約で「消費税を増税し、社会保険料の負担を下げます」と主張している政党は無い。自民党以外は、消費税10%増すら凍結という有様だ。

どうしても全ての政策に納得ができない、またどこに投票したら良いかわからない、そんな人もいるだろう。

そういう思いを持っている人に言いたいのは「頑張れ、勉強しろ。ベストでは無くても、ベターを見つけて投票しろ」である。

もしもどうしてもわからない場合は、せめて白票を投じて欲しい。特に若者世代は投票率が低いため、投票率が高い高齢者に比べて政策が後回しになっている。投票率を上げるだけでもこの状況は変えられるのだ!

もちろん、良い政策を掲げる候補者、政党に一票を投じて欲しい。理想とする政策が無くても、どこならば理想に近いかを考える事はできる。難しいかもしれないが、この国の未来を決める判断がそもそも簡単な方がおかしい。政策を勉強して、頑張って考えて、難しい判断を決断して欲しい。

そのための判断の一助に、このブログが役立てば幸いである。

                   
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-国政選挙

author : 宮寺達也



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